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というわけで、昨日はLIVE STAND 08』の最終日を見てきました。

報道によれば3日間で5万5000人が訪れたそうで、昨日だけでも2万人が集まったのだとか。去年、私が行った日も同じぐらいの人手でしたが、今年は会場を広く取っている分、入場規制をされることもなく、わりとゆっくり見られたような気がします。ステージ以外にも、物販などを行うブースで芸人さん出演のイベントを数多くやっていたので、人が分散されたところもあるのかもしれません。

また、各ステージごとに子どもや車椅子の人向けの専用スペースが用意されていたのはうれしい驚き。ああいうスペースがあるというだけで、その場所を利用しない人もいつもより少し思いやりを持ちながら楽しめるような気がします。ただ、子どもが座る位置が車椅子の後ろになっていたり、ちょっと窮屈そうだったりするところもあり、次に向けて改善の余地がありそうにも見えました。

今回は主に企画モノのステージを回りましたが、コンビネタもいくつか見ました。久しぶりに見た劇場サイズの漫才はやっぱり面白くて、「ムダっていいよなあ…」としみじみ。チュートリアルの本題に入る前の楽屋の話も、フットボールアワーのやたら長い、巻き舌のノリもテレビなら有無を言わさずカットされるはず。でも、そんなムダなところが面白いの。好きなの。大好物なの。ファンダンゴTVがなくなり、ほとんどカットのない長いネタを見る機会が少なくなったので、余計そういうところに惹かれるのかもしれません。

個人的な目玉は芸人さんのバンドや歌で構成された「BAND WAGON」。中でも野性爆弾+フットボールアワー・後藤さん+カネシゲタカシさんのバンド、盆地で一位が楽しみで楽しみで。パンクっぽい曲に野性爆弾・川島さんの破天荒な歌詞が乗っかれば、そりゃもう心の中でポゴダンスまたはモッシュ、そしてダイブ。もっと荒々しく乗りまくるお客さんがいればなお良しでしたが、念願かなって本物を間近で見られて幸せでした(感涙)。MCのはりけ〜んず・前田さんは盆地で一位のアルバム『一枚目』をヘビーローテーションしていたそうで、生で聞けたことに感動したと話していましたが、アタシも〜っ!たとえ4人がニッカズボンに腹巻の寅壱スタイルだとしてもね(笑)。あの冗談とも本気ともつかない感じがまた魅力なんだけど、機会があったら音楽ファンの前でもやってほしいなあ。もっと見たい。2曲だけでは物足りないっす!

ちなみに、盆地で一位の次に登場したのが板尾創路さん。白のマオカラーのスーツに身を包み、舞台をゆっくり歩きながら『少年B』を歌う姿は さながらディナーショーかリサイタル(苦笑)。こういうイベントならではの並びと内容ですね。ほかにも「BAND WAGON」は2丁拳銃や『ケロロ軍曹』のテーマソングを歌った次長課長・河本さんやハリセンボンなどが登場しました。板尾さんと『ケロロ軍曹』チームはバックにPVも流れていましたが、ハリセンボンのPVにパフィーっぽさだけじゃなく、シャンプーっぽさも感じたのは私だけかしらん?(笑)

あとは東西が融合した新喜劇を見たり、暴露話で盛り上がったタレコミトークスペシャにニヤついたり。新喜劇は東西融合とは言え、お約束はいつもどおり。それに加えてCOWCOWの一発ギャグやモノマネ(よしさんの「楽屋のほんこんさん」シリーズは最高!)などもあって1時間は瞬く間でした。タレコミトークのほうはいろいろなテーマで盛り上がっていましたが、最後の「天然」の話では誰よりもMCの陣内智則さんが一番天然というオチ。ただ、痛みを伴わない内容で、ほかの出演者から文句が出ていました(苦笑)。

そんなこんなで、今年も最後は出演者全員で『LAUGH! LAUGH! LAUGH!』を歌って終了。いや〜、あれだけの人数が舞台に揃うと壮観ですね。今年はエドはるみさんと世界のナベアツさんの人気がすごかったようですが、来年はどんな人気者が現れるんでしょうね。来年と言わず、もしかしたら11月の『LIVE STAND 大阪』の時点で、ということもあるのかも。

ともあれ、楽しいイベントでした。本当にゴールデンウィークの風物詩になって行くかもね。