All I want for Christmas is...

アップしたら長かったので、2つに分けました。というわけで、M-1グランプリ』決勝進出者について。

M-1グランプリ決勝進出者が決まり、直後は密かに狂気の沙汰でしたが、気持ちも落ち着き、あれやこれやも落ち着いたので感じたことなど書いてみたいと思います。例によって素人目線ですから、適当に鼻で笑ってやってください。

まず選ばれた8組についてですが、自分で見た感想と他の生で見た人達の話とを合わせてみると、妥当な(なんていうのもおこがましいけれど)顔ぶれだったと思います。ここまでには有力と思われるコンビが落ちたり、思わぬ人達が準決勝まで上がってきたり…というところもありましたが、やっぱり最後は決勝にふさわしい漫才師さんを選んでくれた気がします。去年のような変化球タイプが好きな方には不満かもしれませんが、そういったコンビを抑えて余りあるメンバーじゃないでしょうか。

それと大阪勢が多いことや吉本所属がほとんど、といったことにも不満や違和感を感じている方が少なからずいらっしゃるようですが、私は特に不自然とは思いませんでした。もちろん、面白さでは東京の予選に出場した芸人さんたちも大阪組に引けをとらないと思います。ただ、大阪で3回戦を見た時のことを考えると、やはり出場者の勢いや気迫に差があったかなあという気がします。東京はいろんな事務所があるせいか、漫才のバリエーションもいろいろなのが面白いのですが、その割には全体的にこじんまりとした印象を受けました。何というか、見る人の気持ちをガッチリつかんで自分たちのペースに引き入れる、みたいな強引さというか、力強さというか、単純に「笑わせる」ためのパワーという点では大阪組が一枚上手だったかなあと思います。

今年は既に出場順も決まっていますが、トップバッターが笑い飯というのはかなり見もの。どかーんとインパクトを残すネタで去年の雪辱を果たしてほしいと思います。続くアジアンには、笑い飯のネタの余韻が影響することもあるかもしれませんが、大会初の決勝進出女性コンビとして、リラックスして臨んでほしいですね。3番手の南海キャンディーズはそろそろ評価が分かれるところでしょうか。審査員の方々が今までどれだけ2人のネタを見たかによって、差が出るかもしれません。チュートリアルは第1回に出場して以来、久々の登場。トリッキーなボケの徳井さんは気の小ささがネタになるほど小心者みたいですが、3回戦や準決勝での勢いを大いに期待しています。

そのチュートリアルをライバル視するのがブラックマヨネーズ。残念ながら、私はネタをあまり見たことがないのですが、優勝候補に挙げる人も多いので、当日を楽しみにしたいと思います。品川庄司は今年がラストチャンスで、気合も十分。バラエティー番組とはまた違う一面が見られるかもしれません。タイムマシーン3号は前から「面白いなあ」と思っていたのですが、唯一の非吉本として決勝進出です。決勝もデブネタでしょうか?M-1では諸刃の剣という気もしないでもないですが、軽快に動くおデブちゃんということも合わせて、純粋に楽しいのは確か。そして8番目は麒麟。去年は敗者復活からの挑戦で最終決戦まで進んだものの、3位に甘んじることになり相当悔しかったと思います。笑い飯と並んで、優勝してほしいなあと思うコンビです。

次の記事に続きます。