新しい朝 これからの僕

前半からの続きです。

そしてチュートリアル。優勝候補と言われても、過度の期待をせずに見ようと思っていました。でも1本目から、というか、1本目の途中から「これは行ってしまうかも」と思わせる漫才で、心の中で平謝り(苦笑)。最初の冷蔵庫のネタは準決勝のときから手が加えられ、私にとってはおなじみの漫才だったのに、「やんちゃ盛りの31歳やな〜」とか「山が動いたな」とか新たな笑いどころがあって感激。2本目の徳井さんが「チリンチリン」を絶叫するネタも一体どこまで笑わせる気だ!というぐらいの展開で、3回戦で見たときと同じかそれ以上にフラフラ。つーか、グラグラ。番組を通して、ネタ中に審査員や観客の顔が抜かれていたけど、チュートリアルのときだけは全部見逃したくなくて、「2人の漫才を見せてくれ〜っ!」と思っちゃいました。ネタにしてもコメントにしても、去年があっての今年という印象を受けました。完全優勝も異論はないでしょうね。

初のアマチュアコンビ、変ホ長調は やっぱり緊張していたのかな?3回戦で見たときとはもっともっと面白くて、ちょっと死にかけるぐらいだったから(笑)。橋田ファミリーのくだりなんて本当に大好きっす。とんでもない毒舌だけどね。審査員の方々からは「本気か冗談か分からない」スタイルと言われていたけど、まずは細かいあーだこーだじゃなく、ここに残ったことがとてつもないことなんだと思います。来年の『M-1』ツアーは変ホ長調も参加するんだろうか?プロに誘われたりもするのかもしれないけど、アマチュアを貫きながら出場するのも面白そうですよね。順位は8位でした。

笑い飯は3位の麒麟に1点及ばず4位。毎年 決勝戦に進み、スタイルも読まれ、期待もされ…となると、なかなか簡単には優勝できないのかもしれませんね。もっと面白いネタだった気もするけどなあ…。いろいろ好きなポイントの多い子供のしつけのネタでしたが、漫才後の西田さんのコメントとか、哲夫さんがネタを飛ばしたことを考えると、少し緊張していたのかも。最終決戦に残ることはできませんでしたが、こうやって毎年大会を盛り上げているのは結局、麒麟笑い飯のような気がします。来年は千鳥も交えて、旧baseトップ組で優勝争いをしてください。いや、マジで。

そして最後の敗者復活戦枠から出場したのはライセンス。万全の状態での漫才とは行かなかったと思いますが、有明コロシアムでは みんなが心の中で応援しながら見ていたような気がします。順位は6位。でも、ラストチャンスの今年、あの舞台に出られたのは何よりだったでしょう。ルミネtheよしもとで新喜劇に出演する2人も何度か見ていますが、そんな経験もこの漫才に生かされてるのかなあと思います。ルミネの単独イベントは来年も続くようだし、『M-1』はこれで最後でも またいろいろ2人が試す機会があるようで楽しみです。

というわけで、これで本当に『M-1グランプリ2006』は終了。今大会に出場した人たちも、『M-1』をきっかけにいろいろなところで見かけるようになるのでしょうか。正直、チュートリアルの印象が大きすぎるような気もしますが、他の方々にもいろいろなところで楽しませてほしいと思っています。それにしても、最終決戦のメンバーが全員『横丁へよ〜こちょ!』がらみだったのにはビックリ。同じABCの番組だし、今後のそんな方面のことも楽しみです(笑)。

しかし、今年は普通のクリスマスなんてまるで関係なかったわ(苦笑)。『M-1』はクリスマスを忘れさせるだけじゃなく、つい予選から見に行きたくなるし、東京だけじゃなく大阪も気になるし、来年になればDVDも欲しくなるし、『M-1ツアー』のライブも行きたくなるし、と本当に困ったイベントです。目下の懸案事項は『M-1リターンズ』。どうしてこうも散財させるかねぇ…。でも来年も楽しみにしています。