『M-1』TV(その2)

その1の続きです。

それから、去年のザ・プラン9効果なのか、3人以上のグループもかなり多かったですが、私は3人組のブルースタンダードが面白かったです。まだ芸歴2年ということを感じさせないぐらいの内容でした。4人以上のグループについては、プラン9のすごさを改めて感じる結果だったような気がします。

今年はデブキャラや容姿を省みず、いい女妄想をしてしまうネタ、ギャル男やホストキャラも多かったようですが、そういう勘違いキャラで面白いと思ったのはニートホープ男女コンビですが、どちらも残念感の漂うルックス(苦笑)。「ドラマみたいな恋をしたい」というわけで、よりを戻す恋人同士の話を演じていましたが、決め手は相手からの電話を待つ女性の「ケータイって見つめるものだっけ?」とか「過去を消す消しゴム」「未来を描く鉛筆」といった、いわゆる「腹立つわ〜」(笑)という感じのセリフ。コンビ名が不祥事企業のもじりのようですが、『M-1』用に組んだのかしら?

M-1』を予選から見るようになって3年経ちますが、今年はかつて1回戦や2回戦で散っていった人たちが勝ち抜いていく姿も見られました。中でもこりゃめでてーなとジェリービーンズ・コレクションの3回戦進出はうれしい限り。こりゃめでてーなは面白いと思っても2回戦止まりだったりして、いつも残念に思っていましたが、今年は「KAT-TUN」のような頭文字を使うネタで見事に突破。ジェリービーンズ・コレクションは札幌の吉本所属の男女コンビですが、低め安定のテンションがクセになる感じ。どちらのコンビにも期待したいです。それと、『笑うオトナども』に書いたモエヤンも3回戦進出です。ヨカッタヨカッタ。

今年は初めてテレビでも放送されるということで、どの程度見せてくれるのかと思っていましたが、これならわざわざ会場に足を運ばずとも十分楽しめるんじゃないかという感じ。初日の様子も会場で見たのと差が無かったような気がします。ただ、やはり会場に行けばこその楽しみもあるわけで、特に2回戦は出場する芸人さんがほかのコンビをチェックする姿や、出番を前にネタあわせをする様子も見られたりして、いろんなことを感じたりします。そういえば、私が行った初日には、ぶっちゃあさんが見に来ていて、『アメトーーク!』でのさまざまな逸話を思い出しつつ、ほっこりした気持ちになりました(笑)。

というわけなので、3回戦も会場に行きますです。やはり生観戦は捨てがたいのです。

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