おもしろくるしい

さ、忘れないうちに昨日の3回戦を振り返っておきます。だいぶざっくりしてるので、何か思い出したら後で付け加えるかも。

M-1グランプリ2007』3回戦・第2回(ルミネtheよしもと

昨日の2日目は3日間で最多の46組が出場。うち13組が準決勝への切符を手にしました。個人的にはもうすこし多く合格者が出るかと思いましたが、3日目に有力候補らしき人たちが多そうということもあり、とりあえずこれで様子見をするのかなあという気もしています。

合格者の中にはマチュアコンビも含まれていて、アナゴさんのモノマネで漫才をした志ん茶が3回戦突破を果たしました。ツッコミの方はネタの中でサラリーマンをしていると言ってたけど、2人ともそうなのかな?大阪3回戦を通過した、アマチュア登録の2組はbaseよしもとのオーディションを受けているコンビなので、もしかしたら志ん茶が唯一のリアルにアマチュアな準決勝進出者になるかもしれません。逆に昨年、アマチュア初の決勝進出者として注目された変ホ長調が、今年は昨日の3回戦で敗退。相変わらずの負け犬2人の立ち話漫才は面白くはあったのだけど、去年があっただけに期待のハードルも高くなっていたかもしれません。

同じくここで敗退になったコンビとしては、しずるが かなり受けていたのに(もしかしたら昨日最初の拍手まで出た漫才だったかも)結果に反映されなかった様子。2回戦と同じマイクに嫉妬するネタでしたが、人間ではなく、モノとの恋愛を妄想して勝手に興奮していくという内容は、見ようによっては独自のネタっぽくなかったのかなあと。別の漫才も見たかったですね。

それから昨日は、終盤にLLRハイキングウォーキンググランジカナリア、さらに1組をはさんでポテト少年団という、AGE AGE LIVE』な流れがあり、この辺も結構面白かったのですが、合格したのはカナリアだけ。全組といかずとも、2組以上は行けるかと思ったんですけどねぇ…。追加合格が出るなら、この中からかな?と勝手に考えています(※追記※ ハイキングウォーキングは追加合格になっています)。特に『あらびき団』でもやった、セサミンの効用を語る漫才のLLRは個人的にかなり好きでした。ほかにも『AGE AGE LIVE』メンバーがかなり出場した3回戦でしたが、それぞれの結果はともあれ、毎月しのぎを削る戦いの効用が感じられたような気がしました。

そして、個人的3回戦2日目のMVPは増谷キートンさんと椿鬼奴さんのBODY。去年はキートンさんが全裸になるという飛び道具もありましたが、今年は裸にもならず、もちろんピンクの全身タイツ姿にもならず(苦笑)。キートンさんがなぜかモンゴルで静養中のドルジさんになっちゃってましたが、いちいち2人ならではというところが感じられてすごく面白かったです。ネタの後、キートンさんは「楽しかった」と言ってたそうで、そんなことも伝わってくる漫才でした。いいなあ。頑張ってほしいなあ。

昨日は初日に感じた「新鮮さ」に加えて、ぼんやりとオリジナリティなんてことを考えながら帰りました。今までの歴史や現在のお笑いブームを見ると、無意識のうちにほかのコンビと似たようなネタやスタイルになってしまうこともあるのだろうと思います。2回戦あたりで「欧米か!」式のツッコミが多かったのも、サブリミナル的に情報が入ってきてることなのかも、なんて考えたりもします。見る側は勝手にあーだこーだ言ってますが、舞台に立つ人たちにとってはブームであるがゆえの難しさもあるのかもしれません。

というわけで、本日は3回戦最終日。楽しみな人たちが目白押しなので、期待したいと思います。