探してるのにぃ

この間のアレは面白かったね〜。ほら、アレよ〜。というわけで、今週の『ロンドンハーツ』について。

『ロンドンハーツ』(テレビ朝日

今回は「芸人老化防止企画 アレ何だっけ?」。絶対知ってるはずなのに、改めて聞かれると思い出せない。「アレでしょ?」「そう、アレ」。ああ、のど元まで出てるのに〜っ!…というわけで、今回は千原兄弟世界のナベアツさん、ほっしゃん。さん、たむらけんじさん、さまぁ〜ず・三村さん、雨上がり決死隊・蛍原さん、おぎやはぎ、TKO・木下さん、そしてMCのロンドンブーツ1号・2号という、35歳以上の芸人さんたち12人で「アレ」をなくそうという企画が繰り広げられました。

記憶をたどれば絶対分かるはずのことが、出てこない経験は誰もがしているもの。だから、見ている側は思い出そうと努力している時の気持ちも、思い出した時のスッキリ感も手に取るように分かります。それに加えて今回は、「そこまで分かってなぜ出てこないっ!」という、分かっているからこそのいら立ちというか、痒(かゆ)みというか(苦笑)、そんなことも感じられてメチャクチャ面白かったです。三村さんが「もっと尺(時間)を伸ばしてやりたい」と言ってたけど、私ももっと見たいわあ。だって、蛍原さんがレッサーパンダ風太くん」を思い出せず、「タータくん」「ターフくん」と言っちゃうなんて、もう奇跡としか言いようがないでしょう(苦笑)。

今回は一番いい問題に「98年の長野オリンピック・スキージャンプ団体の日本代表最後のジャンパーは?」が選ばれていたけど、それも納得。分かっている人たちがジワジワと外堀を埋めるように出していたヒントも、見る側の痒さが増幅される感じでよかったもん。「泣いてる人(原田)が叫んだ相手」「“飛ぶ”と真逆の意味の名前」とかも良かったけど、三村さんの「口を大きくあけなくても言える名前」なんて絶妙すぎ(笑)。10年前、日本中が同じ気持ちで祈った、原田選手の小さな叫び「フナキ〜…」があんなおもしろキーワードになるとは思いもよりませんでした(苦笑)。

ちなみに私の場合、どうしても思い出せない時には、とりあえず「あ」から順番に五十音順で探りを入れてみます。「あの場所にあった××」などという時は、そのときの情景を思い浮かべてみると、文字ではなく映像として浮かんでくる時なんていうのもありますね。あとは、時の流れに身を任せていたら、どうでもいいときに思い出し、でもその頃には伝える相手もいなくてスッキリ感も半減なんてことも(苦笑)。今ならネットでキーワードを入れて…というやり方もあるけど、これもやっぱりスッキリ感がイマイチなんだよねぇ…。やっぱり、自力で思い出すというのがスッキリのキモなのかも。

私も俳優さんの名前は結構思い出せないことが多いので(顔も出演作品もストーリーも分かってても!)、デューク・モナークも他人事とは思えませんわ(苦笑)。