おなかいっぱい

いわゆるマニアな人達の話って、訳が分からなくても、話している人がその道を極めていれば極めているほど面白いし、何だか知らないけどちょっと覗いて見たくなります。というわけで、今回のくりぃむナントカ「芸能界オレの方がファンだグランプリ 長州力編」長州力のファン王を目指して挑戦したのは、くりぃむシチュー有田さん、ますだおかだおかださん、そして勝俣州和さん。競う方法は、小さな特設リングを作ったカラオケボックスの部屋に入れられた3人の前に、長州力さんの物真似をする人たちがばかりが登場。この状況の中で一番長く耐えられた人が優勝です。

以前もこの番組では「芸能界オレの方がファンだグランプリ」の長渕剛編を開催し、その時にはペナルティーワッキーさんとくりぃむシチュー上田さん、そしてラグビー選手大八木淳史さんが出場。このときも長渕剛さんの物真似ばかりを見せられ、最初のうちはみんなで歌ったり、歓声を上げたりして盛り上がっていたものの、だんだんと心身ともに疲れが見えるようになり、結局7時間に渡るロケの末、大八木さんが優勝しました。

さて、長州さんのそっくりさんとして最初に現れたのは、もちろん長州小力さん。過去の長州さんの試合を相手もいない状況で再現します。これに3人は大盛り上がりで、小力さんの登場の時には「長州コール」で迎えるほど。出場者たちには目の前にいるのが長州さんご本人ではなく、相手もいないということは気にならない様子で、あたかも試合が見えているかのように身を乗り出し、本気の応援を繰り広げます。中には長州さんがセコンドとしてついた試合の再現という、マニアなファン以外には理解不能な場面も。それでも好きな人たちにはたまらないようで、声援を送り、試合を堪能していました。

ところが、今回も出場者の緊張感を下げさせ、脱落させようとする場面を用意。長渕編では有田さんの指示で、途中、外国人長渕が登場したり、何度も同じ歌を聞かせる場面を作ったりしましたが、長州編では上田さんの指示で女長州ケニア人の長州を出すほか、ファン感謝祭と称して物真似の人の素の話を聞くだけのコーナーを企画。小力さんは好きなアニメの話をし、女長州は自分自身の恋愛感を語りましたが、その姿にはさすがに長州を感じられなかったようで、1度目は我慢できても、2度目、3度目ともなると辛抱たまらん状態になり、3人とも1回だけ使って良い休憩ボタンを使わざるを得ませんでした。本物の長州さんが「ガンダムが好き」とか「タッキーみたいな顔が好み」とは言わないもの…ねぇ…(苦笑)。

さて、次週は「芸能界オレの方がファンだグランプリ 長州力編」後編です。プロレスは全然詳しくない私ですが、3人の異様な盛り上がりぶりはかなりツボ。おそらく忠実に再現された過去の試合も何のことだかさっぱりだけど、真剣な分だけおかしさを誘います。今回見逃した方も、次回は必見ですぞ。あー面白かった。