聞きたいか、オレのリアルな武勇伝

ついにオリエンタルラジオが、ディープな深夜番組に登場!というわけで、今回のやりすぎコージーは、今や飛ぶ鳥を落としまくっているオリエンタルラジオが先輩芸人に悩みをぶつける「芸人1年生悩み相談室 おにいさんといっしょ」でした。

エンタの神様』やら『ゲンセキ』やらで大人気のオリエンタルラジオですが、実はまだ吉本の養成所NSCを卒業して5か月の芸人1年生。そんな彼らが抱くさまざまな悩みに、百戦錬磨の先輩達が過去の経験談を交えてアドバイスをします。先輩達の顔ぶれはFUJIWARAほっしゃん。さん、バッファロー吾郎宮川大輔さん、カラテカ、そして次長課長でした。

「売れるためにはコンビのどちらかがかっこいい方がいいのか?」という悩みに答えたFUJIWARA藤本さんの涙ぐましいプチ整形話を紹介。『めちゃ2イケてる!』でもたびたび話題になっていますが、原西さんの老けるスピードに抗おうと努力する藤本さんは、鼻の横のほくろを取り、鼻筋にヒアルロン酸を打ち、そして眉には墨をプラス。何度聞いても悲哀を誘います。続いてほっしゃん。さんは「どれぐらい経験を積めば緊張しなくなるか」という質問に答えました。前にも書いたけど、ほっしゃん。さんはネタのシュミレーションをしている時に、頭の中でスベって吐き気をもよおすほどのテンパリ芸人。出番前は携帯電話のバイブモードぐらい震えているんだそうです(笑)。それでも1人でやってるんだから、仕事となれば何でもできるのかもしれませんね。

バッファロー吾郎「仕事を選ぶのはいけないことか?」という疑問にお答え。お2人は肉体的にきつい仕事は引き受けたが、精神的に厳しいものは避けようという考えなんだそうです。過去には学園祭で千原兄弟のネタをやってください」と言われたり、FUJIWARAと一緒の営業でFUJIWARAが参加するジェスチャーゲームでフリップを持つ役をやらされそうになったりしたのだとか。それはあまりにつらすぎる…。「コンビを仲良く続ける秘訣」について話したのは宮川大輔さん。ほっしゃん。さんとコンビ別れをしている宮川さんですが、反面教師としてチュッパチャプス時代の話を披露しました。2人は仲が良かったことはなく、遅刻して謝りもしないほっしゃん。さんの顔を殴ったら、八重歯がほっしゃん。さんの口元の皮膚をつきぬけたこともあるそうで…。でも、そうかと思うと飲尿ブームの時にはお互いの尿を飲み、熱海の砂浜では植木鉢にうんこをし合っていた、と常人には理解し得ないつながり方をしていたみたいです。

カラテカが答えた質問は「“女は芸の肥やし”というのは本当?」。ナンパ名人の入江さんは「(女の子と遊ぶのは)絶対プラスになります」と断言。単独ライブのチケットが売れなかった時も、コンパの人脈を使って200人ぐらいを集めたのだとか。そして、以前のこの番組でナンパ名人というのが取り上げられたおかげで、『スマップ×スマップ』の収録の時に稲垣吾郎さんに話しかけられたそうです。極めれば、何でも武器になるのだねぇ…。最後の次長課長「スベるのが怖くてボケられません」という悩みに答えました。河本さんは「スベるのが怖くてなぜ芸人をしているのか?」と論破。そして「今までスベったことがない」と豪語しますが、実は河本さん、その前に収録された「やりすぎ秋のギャグ祭り」で見事にスベりまくっていたのでした。今回もフランシスコ・ザビエルの物真似をしていましたが、これもさっぱり。すると「僕のギャグは2日後に笑いますから」。瞬発力はないけど、ジワジワ面白くなるらしいです。結局、司会の今田耕司さんに「謝れ」と言われ、「僕はあんまり受けたことがない」と激白。意外とあっさり引き下がっちゃいました。

普段「♪武勇伝、武勇伝…」とやっているオリエンタルラジオに対し、先輩芸人の本気の武勇伝が炸裂した今回の『やりにげコージー』。やっぱり芸人さんは、多少の挫折や苦労やコンプレックスがあった方がたくましく、面白くなれるのかも。