だってメーターブレーキなし

まとめて書けるネタが見つからないので(苦笑)、思いつくままに。

●『はねるのトびら

11時台の放送はこれが最後。今までのコントの総集編みたいな感じ+全員でのトークでした。ゴールデンに上がってからもコントはやりますよ、ということですし、ちょっとだけ予告も映っていたから期待したいんだけど、番組のホームページを見るとちょっとビミョー。新しいDVDの宣伝文句に「これが『はねトび』コントの見納め!?」とあるのは何でだろ〜?最近の流れを見ると、どうもコントは期待しない方が良さそうな気がしてしまいます。とりあえず、DVDは買うと思いますけど。

●『麒麟・千鳥の二笑流』

ネタコーナーのとろサーモンは漫才で登場。今までとろサーモンの漫才といえば、歯が痛いか風邪を引いたかで病院に行った話、あるいはツッコミの村田さんの不良時代の武勇伝スカシ漫才でしたが、今回はそのどれでもないネタ。村田さんにスカされ続けてきた久保田さんがいよいよ反撃に出ました。

村田さんが「陽気が良いのでデートがしたい」ということで、昔の彼女との思い出話。例によって久保田さんが口を挟み、村田さんは「松竹行け」だの何だのといつものスカシ漫才の方向へ。ところが今回の久保田さんは引き下がりません。「師匠に面白い話をしている時に、オチのところで救急車の音とかぶれ」とか「銀行強盗しろ。そして、“金出せ”を“カニ出せ”と言い間違えろ」、果ては「新幹線と相撲しろ」などと妙な感じで毒づきます。結局、漫才の半分以上はこの久保田さんの毒吐き。村田さんはその間ずーっと黙って久保田さんを見てるだけ、という変形スカシ漫才でした。MBS新世代漫才アワードでは準決勝まで進んだそうですが、その時もやったのかな?どーんと面白かったネタを越えるのは大変だけど頑張ってね、という感じでした。

今回は田中・上阪も出てたんだけど、実は結構好きです。最初は特徴のあるしゃべり方や声に面食らったけど、漫才としては面白い!と思ってます。頑張れマイジャー芸人

●『時間銀行』

次長課長の出演で楽しみに見た方も多いでしょう。これから放送される地区もあるかもしれませんが、「次長課長が面白いことをする」と期待している方には物足りないと思います。『時間銀行』とは、さまざまな特技と何かしらの希望や悩みを持っている一般の人が預金者のような形で登録している架空の銀行。登録者は自分だけではかなえられない希望や解決できない悩みがある時に、銀行を通して同じ登録者の中から助けてくれる人を紹介してもらいます。これを融資と呼び、次長課長などの行員達が誰が一番適当かを選んでプレゼン。そして、頭取の木村祐一さんが最終判断をし、実際に困っている人に協力してもらう、というのがこの番組です。

今回、悩みを解決した登録者は、家族と遊園地の観覧車に乗りたい高所恐怖症のお父さんと初めて愛の告白をする28歳の男性。高所恐怖症は催眠術で、愛の告白は次長課長のプレゼンが採用され、キャバクラ嬢と擬似デートをして自信をつけて本番に臨みました。

ちょっと調べてみたところ、「時間銀行」というアイデアは既に存在していて、イタリアで始まったシステムなのだそう。自分の属するコミュニティーで特技を生かして誰かを助けたり、逆に誰かに助けられたりするというもので、助けた側の人はそれにかかった時間を「預金」することができます。逆に助けを求める時は、この「預金」から時間を引き出す格好になるそうです。そういえば日本でもボランティア活動をこういう感じでやってる自治体がありますね。番組でもこれと同じように、協力した側の人は かかった時間を預金してました。

番組としては、『時間銀行』という言葉を出したのは新しい気がするけど、内容は今までにも見てきたような…。あえて深夜枠でやらなくても良いのでは?と思いました。