好きすぎちゃって困るの〜

2006年も もはや1週間を過ぎましたが、大掃除もできないまま今年を迎えた私はまだ2005年を引きずっております。というわけで、年末の『とんねるずのみなさんのおかげでした』から「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権スペシャル」について。

とんねるずのみなさんのおかげでした 〜年末特大スペシャル〜』(フジテレビ)

今回は食わず嫌い王決定戦細かすぎて伝わらないモノマネ選手権スペシャル」の2本立て。「食わず嫌い」も松岡修造さんの天性のボケが面白かったですが、やはり書いておかねばならないのは「モノマネ選手権」でしょう。

スペシャル」と銘打っただけあって、いずれ劣らぬつわもの揃い。しかも今回は初の全国オーディションを行ったということで、新顔も登場しました。一般参加で登場した、選手時代の落合監督を真似た牧田さん済美高校・野球部の監督をやった田崎さんも良かったし、生まれもっての体型を生かしてジャイアント馬場のモノマネをした山田カントリー・浅井さんもお見事で(どれも本物がどうだったかは知らないけど・笑)、牧田さんと浅井さんは決勝まで進出。新興勢力が一気に行くかと思われましたが、優勝したのは前回チャンピオンの博多華丸・大吉の華丸さんでした。

華丸さんは前回に続いて、アタック25』(テレビ朝日)の司会をする児玉清さんのモノマネで登場。「誰もが角に入ると思っていたのに入らなかった回答者への優しさと慌てっぷり」、「知らず知らずのうちにアイウエオ作文になっていた進行」、「気がついたら問題の答えがカ行でまとまっていた」児玉さんをそれぞれ熱演。ただ単に似せるだけでなく、アイウエオ作文やカ行でまとめるなどの技も披露して、賞金100万円を獲得しました。優勝が決まった後にやっていた「知らず知らずのうちにアイウエオ作文になっていた進行(サ行編)」も面白かった〜。佐賀県東部でお生まれになり、少年時代は野球とサッカーに熱中。“すべてはこの道に通ず”などの名言を吐き、世界をまたにかけた冒険家でもあります。その人物の名は?」…いったい誰なんでしょう?ともあれ、まさに「大変結構でございます」なモノマネでした。

他には、こちらも前回話題を呼んだ、キャベツ確認中・しまぞうさんの辻本清美議員とか、シューレスジョーさんの『とくダネ!』(フジテレビ)での小倉智昭さん、サワー沢口さんのリアルに吐く人シリーズ、常連 ゆうえんち・くじらさんのイカ釣りスターシリーズあたりはかなりのツボ。しまぞうさんは登場する時、真顔に変えたみたいですね。反省編だの懇願編だのと言いながら「ホンマに私がアホやった」「もういっぺんみんなの仲間に入れて!」という軽いセリフをチョイスするあたりがそれらしい雰囲気をかもし出していますね。沢口さんは「何を持ってリアルなのか?」と突っ込まれていましたが、沢口さんのモノマネ自体がリアルな以外 何物でもないでしょう(笑)。

あとは回を重ねるごとに力を増してくるのが、ずん・やすさんの空手の師範代シリーズ。「砂袋が手刀の突きで破れず開き直った空手の師範代」は最終的に両手で引き裂いちゃうし、ローソクの火が蹴りの風圧で消えず、ごまかして火を消す空手の師範代」は口で吹き消しちゃうし、「上段の板が飛び蹴りで割れず、最後に違う技で割った空手の師範代」は手刀で割っちゃうしと、もはやモノマネと言うよりミニコント。でも大好きです。次回も楽しみにしてます。

ちなみに、『M-1グランプリ』も人生を左右するようですが、「モノマネ選手権」も芸人さんたちの人生に少なからず影響を及ぼしているようで、マイナーなプロのモノマネをし続けたくじらさんはバス釣り名人の結婚式に呼ばれたり、CSの釣り番組に出演したりしているのだとか。「なぜ釣れるかって?釣れるまでやめねえからだ!」のようなキャッチフレーズも秀逸ですが、ゆうえんちのホームページには「釣ったんじゃない、釣れたんだ!」Tシャツなるものがありました。購入できるそうなので、ご興味のある方はどうぞ。それから、今回初出場で後輩にマッサージをしてもらう巨人師匠のモノマネをしたオレンジ・泉さんは、名古屋での単独ライブを延期して収録に臨んだそうです。すごいですね〜。

そして今年はシューレスジョーさんの時代になるらしいです。なぜなら、小倉さんがワールドカップを見に行くために『とくダネ!』を休むから。本当にオープニングだけ、ワンポイントで出てたら面白いだろうな〜。

※過去の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の記事はここここで。そして外伝(苦笑)はこちらで。

※追記※

博多華丸さんが『R-1ぐらんぷり』で優勝しました!テレビ観戦の感想はコチラ