それだけでうれしい

昨日の夜、関東地方では地震があったようですが、その頃、私は島田洋七師匠のトークライブ『笑魂伝承』でゲストの大木こだまひびき師匠とのお話に笑っていました。てへっ。というわけで、その話を。

『B&B・島田洋七の笑魂伝承vol.24』(新宿ロフトプラスワン)

興味はあったんだけど、なかなか行ける機会がなかった『笑魂伝承』。今回はゲストが大木こだまひびき師匠だと知って、早々にチケットを取ってずっと楽しみにしていました。

ライブは2部構成で、1部は洋七師匠と進行役の若槻さんという女性の方(アナウンサーの方みたいです)が最近のニュースなどについて語るコーナー、そして第2部がゲストを交えたトークコーナーでした。

その第2部のゲストのこだまひびき師匠は、チッチキチー」で今や大人気。あちこちから引っ張りだこですが、この人気は当のこだまひびき師匠だけにとどまらず、他のベテランの方たちにも影響を及ぼしているのだとか。これまで若手中心だったお笑いブームにこのお2人が加わったことで、ベテランの方たちで行く営業も増加B&Bにもその恩恵があるそうです。でも、当のご本人達は舞台に出る前に歓声が上がったり、小室哲哉さんプロデュースの曲ができたり、「チ」のシールがバカ売れしたりする今の状況にも「周りが勝手にやってるだけ」とまるで他人事。若手だったら、勘違いしかねない気もしますけどね。

ただ若干の戸惑いはあるようで、舞台の時は、今のようにすごく期待されて迎えられるより、一緒に出ている漫才師さんたちが「お客さんがなかなか笑わない」と苦労する、ちょっとダレた時に出て行くのが一番いいそうです。確かにそうかも。あのこだま師匠の喋り口とじわ〜っとくる笑いは、若干疲れていても無理なく笑いの世界に引き込んでくれそうな気がしますね。逆に歓声に応えて高いテンションで行こうとした時もあったようですが、ちょっと無理があったみたいです。

他には、ひびき師匠と坂田利夫師匠がよく連れだって食事に行く話や、新しいCMの話、吉本名物ともいえるお金の話(笑)なんかもしていました。あとは、こだま師匠が「洋七兄さんはすぐに分かるウソをつく」と言ったせいで、トークの間中、その手の話にいつも突っ込まねばならず、でもボケもしなくちゃいけないので、「休ませへんな〜」とボヤいていました。ちなみに洋七師匠のウソとは、大阪に来た理由を「大阪城を買おうと思って、市役所と話に来た」と言ってみたり、「東北の人は、関西弁の漫才を頭の中で一度標準語に直し、もう一度地元の言葉に直すので、2,3日経ってから笑う」といった感じ(苦笑)。トークは終始和やかで、ご本人達も言っていましたが、まるで楽屋の様子を見ているようで面白かったです。

次回の『笑魂伝承』は4月6日。翌7日の「洋七の日」には『笑魂伝承スペシャル』があるそうで、こちらはいろいろな芸人さんがゲストで出演します。こだまひびき師匠の他、このブログでもお馴染みの若手芸人さんが何組か出演予定のようで、かなり楽しみな顔ぶれみたいです。

ちなみに、昨日はこだま師匠が「チッチキチー」をやった場面はほとんどなし。逆にひびき師匠は、やはり「ぷんぷんぷ〜ん」を押していました。ムチャしたらアカンがな、ひびきさ〜ん。