はみ出るくらいでちょうどいいぜ

アクセス数が8万件をこえました。ありがとうございます。それと同じぐらいテンションが上がることと言えば、今日の『チュートリアリズム』。その前にチュートリアル出演の『横丁へよ〜こちょ』について。

『なにわ人情コメディ 横丁へよ〜こちょ!』(スカイA・朝日放送

私がほぼ毎週欠かさず見ている大好きな番組の1つが、この『横丁へよ〜こちょ』。地上波では関西ローカルの放送のようですが、約1か月遅れでスカパーのスカイAで見ることができます。

なんばグランド花月NGK)で公開録画されるこの番組では、はなつき横丁を舞台にさまざまな物語が展開されます。でも、NGKで収録されていることからも分かるように、話は新喜劇のノリ。毎回、話の中にはお約束のギャグがちりばめられ、終盤はちょっとしんみりして、最後はドタバタ楽しく終わります。出演者は、料理屋「じんない」の板前役が陣内智則さんで、その父親がオール巨人師匠。同じ横丁に店を構えるたこ焼き屋の店主がフットボールアワーの後藤さん。相方の岩尾さんはぜんざい屋さんです。その岩尾さんのお姉さんが吉本新喜劇未知やすえさんで、「じんない」の新入り板前がキングコングの梶原さん。相方の西野さんは占い師の山田花子さんの旦那さん役で、池乃めだか師匠が「キャバレー ミスなにわ」の副支配人・池やんという設定。毎回このレギュラー陣に加えてゲストが登場します。

今週のスカイA放送分のゲストはオール阪神師匠とチュートリアル。お話は、かつて後藤が修行をした有名なたこ焼き屋「たこはん」の女主人(!)、オール阪神師匠扮する高田阪神子が後藤を訪ねてくるところから始まります。まず横丁の面々が阪神子にご挨拶。「板前をやってる陣内です」。「父親の巨人です」。「そこで働いている梶原です」…とテンポ良く言っていくのですが、例によってめだか師匠が「やあ、お会いできて光栄です。保安官のロバートです」。ちなみに、ゲストが3人組のロバートだった時は名前を変えてました(笑)。

「たこはん」はたこ焼きだけじゃなく、変わったパフォーマンスでも名を馳せていて、それがピンポン球を口で飛ばすというもの。そんなこともする陽気な阪神子ですが、実は3年前にご主人を亡くし、「たこはん」は休業中。そして、一子相伝のダシの秘伝書を後藤に渡すと言うのです。聞けば徳井さん扮する一人息子の義実は、阪神子から金をせびっては友だちでチンピラの福田と遊びほうけているんだそう。そこで、一番出来のいい弟子だった後藤さんに秘伝書を渡そうと考えたのです。

息子の素行が良くなるようにお願いしましょう、と横丁の人達が阪神子を神社に連れて行った後、横丁に現れたのがチュートリアルの2人。「どうやらここが はなつき横丁みたいやな」。「どうやら?確信がないならそんなこと言うなよ!お前みたいなヤツがおるから、琵琶湖は近畿の水がめと呼ばれとるんや!」と去年の『M-1グランプリ』の漫才並みに、福田さんの言葉に徳井さんがあさっての方から突っ込みます。さらに「俺にばっかり小遣いをせびらすな!お前みたいなヤツがおるから俺はこんなにハンサムなんや」と男前ランキング3年連続1位の栄光もネタに。そして義実はまた阪神子から金をもらって福田と遊びに行ってしまいます。

でも、義実が仕事もせずに遊び歩いているのには理由がありました。昔から偉大な父親と比べられ、さらには「後藤くんが息子だったら良かったのに」とまで言われて傷つき、遊びに走ったのです。「オレはオヤジにも後藤さんにも勝てへん。お笑いコンテストではフットボールアワーに連敗、連敗。おまけにこの間はブラックマヨネーズや!」。涙ながらに語る徳井さんのリアルな心の叫び…。そんな徳井さんに後藤さんが「そうか、チュートリアル…」。ナイスアドリブでした。そして、息子の本当の気持ちを知った阪神子は義実と和解。そして義実は店を継ぐため修行をすることになり、福田もたこはんを手伝うことになったのでした。

奇しくも今回の『横丁へよ〜こちょ!』では、男前ランキングとブサイクランキングで殿堂入りした2人が同じ舞台に立ちました。劇中では岩尾さんが徳井さんの写真を破り、「破っても男前や…。オレ、もう破れてるやん…」と自らの顔の造作を嘆く場面も(笑)。今週は『新喜劇フー!』(GAORA)のリピート放送もあって、そこでは徳井さんがニセHGとして、本物のHGによく似たコスチュームで登場。ただの男前ならできないことだけど、さすがは徳井先生だ。今日の『チュートリアリズム』も期待してますぜ。

横丁へよ〜こちょ!』番組サイト:http://www.asahi.co.jp/yokocho/

※追記※

DVD『永久保存版 吉本ギャグ100連発』の第4弾・第5弾として、『横丁へよ〜こちょ!』編が出ます。チュートリアルも少し出てるみたいです。これを取り上げた記事はコチラ