Joint

偶然のバッティングとは言え、おとといはブラマヨな1日でしたね。翌日も朝に『なるトモ!』、午後には『ごきげんよう』と、こんなにも続くものかという感じ(笑)でしたが、その中から久しぶりに『鶴の間』の感想を。

鶴の間』(日本テレビ

ごきげんよう』(フジテレビ)、『踊る!さんま御殿』(日本テレビ)とブラックマヨネーズが全国を席巻したこの日、締めくくりはお肌にコンプレックスを持つ吉田さんが1人で出演した『鶴の間』でした。

吉田さんは笑福亭鶴瓶師匠と初対面。でも、『M-1グランプリ』で優勝した後、鶴瓶師匠からマネージャーさん宛てにお祝いの電話をいただき、鶴瓶師匠がやってるイベントにも招かれたそうで、“漫才”は「なんでそんなに僕らのことを好いてくれてるんですか?」という吉田さんの素朴な疑問から始まりました。M-1以降、鶴瓶師匠もブラマヨのことをいろいろ気にしているようで、吉田さんが京都出身だということも知っていたのですが、肝心の名前はまだ覚えてなくて「山田やったか?」(笑)。惜しい!そして、実物の吉田さんを初めて間近で見た感想は「笑顔が怖い」。実際に会ってみるとね、まあいろいろありますわ。

普段の漫才でも異常に心配性なことばかり言う吉田さんは、実際にもいろんなことを気にかけているようで、オーストラリアに行こうと誘われた時にはゴキブリが出てきたときの心配をし、温泉では足を滑らせて石に頭をぶつけたら…と不安を感じ、さらには自分の心臓があと何回動くのかという言い知れぬ恐怖とも戦っているのだとか。心配性は自分だけでなく他人のことまで及び、歯医者さんの将来も「虫歯の人がいなくなったらどうやって生活していくのか」とか「≪歯医者さんが考えた歯ブラシ≫なんて出して大丈夫なのか」と気にしているのだそう。もうキリがありません。

そんな吉田さんの今後の夢はドラマ出演皮膚科の看護士役の長谷川京子さんが、患者さん役の吉田さんの電話番号をカルテで調べ、急に電話してきたところを「カルテを見て勝手に電話してきたらダメでしょう!」と吉田さんが一喝。そして、そこから恋が始まる…というのが理想のストーリーだそうです(笑)。でもドラマに出るためには涙が自在に流せるぐらいじゃないと、というわけで、ここで吉田さんが泣く練習をしました。

吉田さんが一番悲しくなるのは、弟さんが亡くなったら…と思うこと。鶴瓶師匠が病気で死の淵にいる弟さんの役をし、吉田さんが涙の演技をします。「ユウジ!今までありがとうな!…くそっ!」という出だしは泣きのシーンが期待できたけど、すぐに「なんでこんな原因不明の鶴瓶師匠にソックリになる病気になってまいおった!致死率100パーセントて!」と早くもコントに。弟さん役の鶴瓶師匠も「悔しい…」と合わせます。そして「棺おけに花入れようとしても、鶴瓶師匠に花入れてるみたいやもんな。写真だけは、昔のお前の写真使っといたるからな…」という吉田さんに鶴瓶師匠が「兄ちゃん、あと心臓何回動くの?」。どうやら世の中は吉田さんの希望通り、額(ひたい)に心臓が動く残りの回数が出るようになった様子。「あと10回や!」。ささやくような声の鶴瓶師匠に吉田さんが顔を近づけます。「9…8…7…」。残りわずかの命となった弟が兄に最後のお願い。「兄ちゃん…」「どうした!」「顔近づけんといて」。…とオチが決まったところで“漫才”は終わりました。

控え室でのトークには、2人の様子を後ろで見ていた小杉さんも参加。相方が緊張してるんじゃないかと心配していたそうですが、当の吉田さんは思ったよりリラックスできたのだそう。なぜなら、鶴瓶師匠と小杉さんの頭の具合が似てたから(笑)。『ごきげんよう』では、司会の小堺一機さんと小杉さんのヘアスタイルの共通点を指摘していましたが、どちらも吉田さんには予想より安心できる仕事だったみたいですね。

しかしなあ…。今回は最後のコントが最初の話とつながって、うまい具合にオチがついたけど、やっぱりな〜、この番組がやってることって“漫才”とは違うと思うんだよなあ。以前、大木こだま師匠が出演したときには、こだま師匠が漫才の方向に持っていこうと意地を見せていたけど、あのぐらい引っ張り込もうとしないと難しいんでしょうねえ。次回のゲストは関根勤さんです。