ならば おバカと呼んでくれ

つらくても苦しくても明日があるさ、明日がある!というわけで、昨日の『めちゃイケ』について。

『めちゃ×2イケてる!』(フジテレビ)

昨日は番組10周年を記念した「ピンチこそチャンスだ 目標は20周年スペシャル」というわけで、視聴者にはお楽しみ、出演者にはつらいだけの抜き打ち中間テストが行われました。今回決めるのはWBC(ワールド・バカ・クラシック)」。世界一のおバカさんを決めるのですが、もちろんここでも珍回答が続出。最下位入れ替わりの可能性もあるかと思われましたが、見事よゐこ・浜口さんが5連覇を達成しました。さすがです。一般的な大人としてはマズいかもしれませんが、お笑い芸人としては完璧。いい仕事してますね〜、と思わずうなりたくなる答えの連発でございました。

私が一番心をつかまれた答えは、社会の問題。南満州鉄道爆破事件を調査するリットン調査団(吉本の苦労芸人さんではなく、本物のほうね)を描いた絵を見て、誰が何をしているところか答える、というヤツだったのですが、矢部さんは「線路のゆがみ確認」梨花さんは「ネジチェック」と回答。線路のところにいろんな人たちが立ってる絵だったからね。これはこれでナイスでしたが、そんなものをあっさり上回るのが浜口さん。その答えは なんと置き石集団」(笑)。岡村先生の「具体性があり、事件性のある回答」というヒントにもぴったり合致。衝撃の瞬間を捉えた絵だったわけですね。これは後世まで残るわけだ。

さらに「つるの一声」という言葉を使って作文をする問題では「そこのつるに一声いただきましょう」と会合で締めの言葉を振る司会者コメントのような文が。岡村先生の「いろんな鳥が集まる会」を実演するナイスアシストもあって、さらに笑いが増幅しちゃいます。二次会が「すずめのおやど」ってねぇ…。おもしろいだけじゃなく、そこには書かれていない様子まで想像させちゃう素敵な答えでした。

他にも、英作文では「どちらのジュースを飲みますか?」の問いに「Drink dotch?」、「それは本当かもしれないし、本当でないかもしれない」には「Yes or no? Aha〜n?」と常に軽い雰囲気をかもし出し、「東京ディズニーランドとほぼ同面積の世界一小さな国」を「イッアスモールワールド」原文ママ。“イッツ”じゃないところもミソ)と引っ掛けに頭から突っ込む勢いの見事なハマり具合を見せ…とおそらく期待以上の働きをした浜口さん。ところが、浜口さんの大間違いはテストの回答だけにとどまりません。

英語の答案用紙、名前を書くところで「Hamaguchi」とすべきところが、なんと「Hamagucht」に…。どうやらドイツ語に近いということが分かり、読み方は「ハマグフィト(笑)。数々の奇跡の答えを連発した締めは、自分の名前のつづりを間違えるという、普通ではありえないミスでした。佐野アナのまじめな読み方も「つるの一声」の岡村先生並みにグッジョブ。好感度なんてドント・ウォーリー。最後はワールド・バカ・クラシックの称号と黄金のグローブ(手にはめるのではなく、頭にかぶれるタイプ・笑)を獲得して終わったのでした。

しかし、今回は江頭2:50さんも出てたんだよね。これほどエガちゃんが目立たない番組が未だかつてあったでしょうか?(苦笑)目立たないどころか、芸人ではない若槻千夏さんの答えに爆笑し、成績もBクラスの5位と平凡。これはおバカと呼ばれるよりつらいかも…。頑張れ、エガちゃん!