Here we go again

何度か書こうと思いつつ書けなかった、アノ番組のアノ企画。本日の第2弾放送記念!というわけで、『くりぃむナントカ』の「長渕ファン王決定戦」、その第1回を振り返ります。

くりぃむナントカ』(テレビ朝日

第1回の長渕剛ファン王決定戦」が行われたのは、この番組がもっと深い時間に放送されていた今から2年前。そして再び日の目を見たのが今年6月12日。奇しくもワールドカップの日本代表初戦が行われている最中(さなか)、この番組では過去の名企画「長渕剛ファン王決定戦」を当時の出演者と共に振り返っていました。題して「帰ってきた長渕剛ファン王決定戦」。ま、平たく言えば、未公開映像も交えた焼き直しみたいな感じでしたけど(苦笑)。

「ファン王」の座をかけて戦ったのは、くりぃむしちゅー・上田さん、ペナルティ・ワッキーさん、そして元ラグビー日本代表大八木淳史さん。この3人が長渕さんのモノマネと言えばこの方、英二さんの「モノマネ長渕」の歌をどれだけ聞き続けられるかを競い合いました。

場所は六本木のカラオケボックスだし、歌っているのは いくら似ているとは言え、ご本人にはあらず。なのに、3人は大盛り上がり(苦笑)。英二ワールドにどっぷりつかり、その勢いはモノマネライブが始まって2時間を経過しても衰えません(笑)。衰えないどころか、ワッキーさんにいたっては56曲目の「MOTHER」で号泣するほど。…えーっと、歌ってるのは長渕さん本人じゃないんですけど(苦笑)。

しかし、これは「ファン王」を決める戦い。そして、この様子を別室で見ているくりぃむしちゅー・有田さんとの戦いでもありました。ピュアな3人の「ファン度」を確かめるべく、有田さんがさまざまなトラップを仕掛けます。その1つが同じ曲ばかりを聞かせる「連チャン攻撃」。まずはワッキーさんが一番好きな「SUPER STAR」3連チャンで攻めますが、3回目でもテンションは高いまま。この変わらなさにいらだつ有田さんの指示で、攻撃は延長戦に突入します。8回目(!)までは普通の繰り返しでしたが、9回目からは最初は別の曲なのに途中からなぜか再び「SUPER STAR」。これが2回連続。つまり10回連続で同じ曲を聞かされたわけですね。これにはさすがのワッキーさんも1度しか使えない休憩ボタンを押して、いったん退場。愛する曲であるがゆえにダメージも大きいんだそうです。

続いて有田さんが仕掛けた攻撃は、英二さん以外の人が歌うというもの。登場したのは、普通の女子大生の「女長渕」、小学3年生の男の子の「ちびっこ長渕」、そしてガーナ人男性の「ガナブチ」。ちびっこ長渕は場を和ませたものの、他の2人は大不評。女長渕は「勇次」というファンが必ず盛り上がりたい曲を適当に歌うものだから、思わず上田さんが休憩しちゃいます。さらに、ガナブチに至っては「乾杯」でカラオケに合わせてハーモニカを吹くまねをし、歌もそれなりに熱唱しやがる始末(笑)。疲れたところにはきつい攻撃ですわね。

他にも睡魔に襲われたワッキーさんには、曲と曲の間をあけて静かな時間を作るという狙い撃ちをして撃沈させ、上田さんには一番好きな曲「ろくなもんじゃねぇ」6連発を発動(笑)。再び登場した英二さんが歌いましたが、開始から7時間以上が経過し、上田さんも無理矢理盛り上がって耐えてる状態。1回目から疲労感丸出しで、2回目にして早くも表情がこわばります。3回目はリクエストの「英二」を歌うと見せかけて「♪ピーピーピー」。4回目は「英二」の途中から「♪ピーピーピー」(笑)。しかも次の歌詞には入らず、ずーっと「♪ピーピーピー」。これには耐えられませんでした。

結局、優勝したのは大八木さん。休憩もしていませんでしたが、淡々と自分のペースで楽しんでいたのが勝因かもしれません。

でも、一番すごかったのは英二さんで、彼こそが真の「ファン王」。英二さんがいなければ企画も成立しませんでした、というわけで、「帰ってきた」ではスペシャルゲストが登場!あの興奮を再び!と3人が剛コールをする中 登場したのはガナブチ…(笑)。例によって「乾杯」を歌い上げ、番組はつつがなく終了しました。

さて、今日の「ファン王決定戦」は本物の長渕剛さんも出演するとか。「帰ってきた」では、英二さんの歌を聞く側の出場者として長渕さんを呼ぼう!という話も出てたけど、どうやら歌ってくれちゃうみたいですね。果たしてどんなことになるのか、上田さんの「初恋顔」は見られるのか、いろいろ楽しみです。