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今朝の朝日新聞になんと吉本の芸人さん2人のインタビューが出ていました。

1人は児玉清さんのモノマネですっかり有名になった博多華丸さん「おやじのせなか」という、さまざまな世界の有名人がお父さんについて語るコーナーで、福岡に住むお父さんとの思い出などを語っています華丸・大吉の漫才には よく頑固者のオヤジが出てきますが、そのモデルが実は華丸さんのお父さんなのだそう。外では豪快で周りの人たちを笑わせるタイプだそうですが、家ではまったく逆。細かいことに目くじらを立てることが多かったので、学生時代は華丸さんがお父さんの機嫌を察知して、家族の雰囲気作りをしていたということです。でも今は、そのお父さんから人付き合いの大切さを学び、華丸さん自身もこれを大事にしているのだとか。子供の頃は親のことなんてあんまり理解できなかったりするけど、大人になってみると血は争えないというか、結局同じルーツを持ってるんだな〜と苦笑することもたびたび。表立って良いことを言うのは照れくさいけど、やっぱり何がしか親から学んでいることはあるような気もしますです。ちなみに、12月にはルミネtheよしもとで単独ライブがあるそうです。

さて、もう1人の吉本芸人さんはダイノジのおおちさんエアギター世界選手権の優勝でノリに乗ってるさなか、骨折に見舞われましたが、「座ったままできるブルースエアギターを開発する」と、文字通り「転んでもただでは起きない」ようで(うまいこと言いました・苦笑)。で、朝日新聞では骨折が記事になったのではなく、「ひと」のコーナーにご登場。もちろん、エアギター世界選手権チャンピオンとして。こちらは今までいろいろ報道されているので目新しい情報はありませんが、一般紙で取り上げられると少しの言葉も印象が違って見えるような…。出場理由の「お客さんに笑ってもらえる場なら何でも良かった」とか、世界大会に出場してみて「日本のお笑いのレベルはかなり高い」と感じたという話にも、まっすぐ前向きというか貪欲というか、そんなピュアなイメージ。本当のところは本人のみぞ知るというところかもしれませんが、芸人さんが「ひと」で取り上げられるのは相当珍しいこと。骨折にめげず、また奮起してほしいっす。

お2人はどちらもある程度芸歴を積んでの大ブレークだし、脚光を浴びた芸は急にやり始めたように見えるけど、実は今までの蓄積を生かしていて、しかも優勝までゲットしてるんですよね〜。「いったいどこで役に立つの?」と思われることでも、極めればいつか報われるのねん。私はエイゾウ翻訳という仕事をしていて、ナレーション原稿とか字幕を作ったりしていますが、これもまた意外な知識が役立ちまっする。お笑いを見て培った知識も生かされることがあるのだろーか?今度ちょっとね、素人のくせにおしゃべりさせてもらいますけどね。まあできる範囲でね、ええ。ともあれ、お2人の活躍は励みになりますわん。お笑いってくだらなくて害を与えることばかりじゃないのよ。