あれもこれもあんでー

行ったど〜。てなわけで、『M-1』3回戦@大阪について。東京3回戦初日はコチラ変ホ長調が出演した2日目はコチラ座長・社長が出場の3日目はコチラで。

M-1グランプリ2006 3回戦第2回』(ABCホール

今年も行っちゃいました、大阪3回戦。本来ならば、準決勝が一番楽しみなところかもしれませんが、私は3回戦が意外と見どころが多い気がします。2回戦みたいにヤバい空気になっちゃうコンビは ほとんどいないし、でもまだいろんなタイプの漫才が見られるし。それにチケットも何とか確保できるしね〜。というわけで、今年も大阪日帰りツアー(苦笑)を堪能してきました。

大会当日の11月19日は文化祭シーズンの日曜日ということもあって、途中30分の休憩(!)を入れたり、最後のブロックに入るまでにしばらく時間が空いたりと、なかなかすんなりとは進まず。司会の中田なおきさんがいろんなエピソードを話したり、1人カウスボタンをやったりして何とか場をつないでいました。こういうとき1人で司会は大変ですね。エピソードが かぶるのも止むなしと思ってあげましょう。

さて、この日の3回戦に出場したのは39組で、合格したのは15組。どうやら大阪予選もレベルが上がっているようです。お客さんにもそれなりに受けてて面白いな〜と思っていたのに、あえなく敗退したコンビもかなりいました。

3回戦で敗れ去った中で印象に残ったのは、まず昭和ハラキリボーイズ。まさに昭和のにおいプンプンの古いスタイルのトリオ漫才で、面白い/面白くないとかいうより、興味深いとか懐かしいという感じ(苦笑)。どうやらコンビ+ピン芸人のユニットだったようです。あとは、なぜか予選を大阪で受け続けていたキャベツ確認中も見られてよかった。しまぞうさんが得意の辻本清美議員に扮しての漫才でした。最後は相方のキャベツさんに支えられ、「人間コンパス〜」と言いながらマジックで円を描いていましたが、こういう飛び道具っぽい感じは大阪で見た方が新鮮かもね。あとは高校生コンビのデロリ庵も途中ネタを忘れながらもきっちり最後まで持っていくあたり、ただのアマチュアとは違うよな〜と思いながら見てました。今年のM-1甲子園』出場者だったんですね。男なのに つわりになっちゃうネタで、個人的には面白かったんですが。ん〜、残念でした。

あとは、base組は割りと見たことのあるネタが多くて、それぞれにうまく行っていた気がしました。ただ、合格/不合格のコンビを比べると、不合格になった方々は こじんまりとまとまってしまった感じでしょうか。ジャンクションのあだ名が全員「しゃん」で終わる同級生たちの面白話も、フロントストーリーのMっ気丸出し漫才も、田中上阪の修学旅行のネタも面白かったんですけどね〜。特に田中上阪は声の出し方も普通になり、だいぶお客さんに歩み寄ってきた感があったんですが。甲高い声の頃から なにげに好きでしたが、来年に期待します。勝山梶の難しい言葉を練習するネタも行けるかなあと思っていましたが、残念ながらダメでした。こちらもまだしばらくチャンスがありそうなので、楽しみにしたいところです。

後半に続きます。