「落語会」ご報告

先週、桂三若さんを迎えて落語会を行いました。

これまで『おしゃべり いいたより』と称してオフ会的なものは やっていたものの、こうして演者さんに来ていただいて会を開くのは初めて。ご本人の了承を得ていろんな人たちに協力をお願いしたは良いけれど、果たしてどれぐらい興味をもってもらえるのかと正直心配なところもありました。

でも、ふたを開けてみると、予想を超える人数が集まり、終わった後も「楽しかった」という声をたくさん聞くことが出来ました。それもこれもご参加の皆さんを含め、たくさんの人たちの協力のおかげだと思っています。

落語は、こちらからのリクエストで創作と古典の作品を1席ずつやっていただきました。創作落語が『ひとり静』、古典は『青菜』でした。『ひとり静』は東京への憧れと嫌悪感という複雑な感情を抱く関西人のストーリー、『青菜』は仕事先で旦那さんの「隠し言葉」(隠語)でのやり取りを聞いた植木屋さんが、自宅の長屋で同じことをしようとするのですが…というお話。オチは「弁慶の立ち往生」にもつながるという落語でした。

その後には、ご自身で落語を作る方法や、落語家さんという1人で仕事をする面白さや大変さなどについて、少しお話を伺いました。 最後のほうでは師匠の三枝さん直伝の「いらっしゃーい!」も飛び出すなど、予定の1時間半はあっという間に過ぎていきました。

また、当日はお茶とお菓子付だったのですが、お菓子は東十条にある『草月』のどら焼き『黒松』をチョイス。当日作り立てを配達していただき、セールスポイントのふんわり感がより伝わったのではないかと思っています。それとこちらで独自に作った「落語会のしおり」もなかなか好評でした。

今回は会場としてお借りした『ほんごく演芸場』(実は社会人向けの翻訳学校)の修了生や在校生、新旧スタッフの皆さん、そしてこのブログでの告知を見た方や、少し前にお邪魔した浅草での三若さん落語会が縁で知り合った方など、総勢60名あまりの方々にご参加いただきました。「終わったらゆっくりご挨拶を…」と思いながら、全然お話しできなかった方もいて、申し訳なかったと思っています。

すでにお知らせしている通り、来月には村越周司さんを迎えた『おしゃべり いいたより』も行いますし、今後も皆さんに楽しんでいただける場を提供できたら良いなと思っています。機会とご興味がありましたら、もろもろ是非ご参加くださいませ。