わくわくさせて

昨日は『ダイナマイト関西RX』を見てきました。10月3日にTBSで放送されますが、会場で配られたチラシによると、どうやら関東ローカルのようです。そんなわけなので、対戦結果も含めて感想を書いてみます。ちょっと渋い内容になっていますがどうぞお許しを。ネタバレは いやん、という方はスルーしてくださいませ。いいですか?いきますよ。書いちゃいますからね〜。

ダイナマイト関西RX』(Zepp Tokyo

6月にルミネtheよしもと『ダイナマイト関西R』『ダイナマイト関西X』という2つのイベントが行われましたが、今回は『ダイナマイト関西RX』。『R』のシステムに『X』の「ジャンルセレクト」のような実験的な問題の要素が加わった大会でした。

出場者はバッファロー吾郎笑い飯・西田さん、アンガールズ・田中さん、ハリセンボン・箕輪さん、東京ダイナマイトハチミツ二郎さん、せきしろさん、ジャルジャル・後藤さん、マッスル坂井さん、ザ・プラン9 お〜い!久馬さん、TKO・木下さん、ケンドーコバヤシさんの12名。過去の『ダイナマイト関西』も出場者は所属事務所を問わず、また芸人さんだけにもとどまりませんでしたが、今回も多様なメンバーが参加。去年の『オープントーナメント大会』と比べると少し地味な印象もありましたが、ハチミツさん以外はすべて大会経験者ということもあり、楽しみにしていました。なお、MCはザ・プラン9 浅越ゴエさんでした。

ルールは『R』とほぼ同じですが、唯一審判の数が3人から5人に増加。それから対戦カードは舞台上で決めるのではなく、あらかじめ決定していたので、ある種の見どころの番号を引くボケもなしでした。

で、対戦結果は下記の通りです。

1回戦
ケンドーコバヤシ ○-× 東京ダイナマイトハチミツ二郎
バッファロー吾郎・竹若 ○-× ハリセンボン・箕輪
バッファロー吾郎・木村 ○-× アンガールズ・田中
笑い飯・西田 ×-○ マッスル坂井

2回戦
ケンドーコバヤシ ○-× ザ・プラン9 久馬
TKO・木下 ×-○ バッファロー吾郎・竹若
バッファロー吾郎・木村 ×-○ せきしろ
マッスル坂井 ×-○ ジャルジャル・後藤

準決勝
ケンドーコバヤシ ○-× バッファロー吾郎・竹若
せきしろ ○-× ジャルジャル・後藤

決勝
ケンドーコバヤシ ○-× せきしろ

というわけで、第1回『ダイナマイト関西RX』はコバヤシさんの優勝で幕を閉じました。

全体的な感想ですが、今回はお題が難しかったように思います。ルミネでの『R』の「ジャンルセレクト」でも問題によって回答者が相当苦労していた印象がありましたが、この『RX』はやっと答えを搾り出すような問題もいくつかあったように思います。1つのお題に対して3,4個しか回答が出なかったものもあったんじゃないでしょうか。

さらに、ジャッジがかなり厳しかった。審判が増えたせいなのか、6月の『R』をふまえてのことなのか、そのあたりは分かりませんが、とにかくなかなかポイントが動かず、良さそうな答えで続行となった場面では思わず客席から「え〜っ…」という声も上がるほど。判定は会場の笑いに左右されるものではないし、テレビ的に放送できる範囲の回答で折り合いをつけようということでもないのでしょうけど、見ていて もどかしく感じる場面も何度かありました。

『R』を見たときは試合時間が短くなった分 考える時間が減り、その一方で互いの手数が増えて、全体的にテンポアップ(時間が短いというのではなく、テンポが速くなった)している感じがしました。そして、その熱い対戦と比例するように、MCのゴエさんの声に力が入る場面が何度も見受けられましたが、今回は皆無。かなり会場が沸いた答えでも「続行」の声が響くばかりで、出場者にとってはどういう方向で答えを考えていったら良いのか、見極めるのが難しかったような気もします。

そんな感じの大会だったので、私としてはあまり心に残るお題や答えがなかったのが本当のところです。いろんな困難にぶつかりながらの開催だったそうですし、私もたっぷり楽しみたかったのですが、イマイチな感想になってしまってすいません。

また、大会自体もかなり遅くまでかかり、終わったのは23時半ごろ。長時間にわたるのは今回に限ったことではありませんが、各選手の紹介をもっとコンパクトにしたらせめて23時までには終われたんじゃないのかなあ…と思います。

やり方は、それぞれの紹介VTR⇒対戦相手へのコメント⇒ゴエさんのコールで選手入場⇒両選手がステージに揃ったところで再び名前とキャッチフレーズをコール⇒それぞれ一言ずつ述べた後、試合開始という形だったのですが、そんなにいろいろ要るかな…と。何でもテレビのせいにするのはどうかと思いますが、ここまでくると「放送するときの番組の長さとの兼ね合いで、いくつか選択肢があったほうが…」的なことでもあるのかとうがった見方もしそうになります。

というわけで、今回は「こんな風だったかな…」と思うところの多い大会でしたが、そんな中でコバヤシさんは舞台上だけでなく、解説席でも他の選手を圧倒。木村さんの「“イジメ、かっこ悪い”ということわざを知らないのか!」という発言にも、すかさず「ことわざじゃなくて、ゾノのギャグですよ(それも違うけど・苦笑)」とツッコみ、アンガールズ・田中さんの前髪を「そろえるのか、巻くのかどっちかにせえ」と何度もいじり、考えながら口をパクパクさせる木村さんを見て指圧野郎のモノマネと同じ」と爆笑し…と、ほとんど静かな時間がなかったぐらい。この日唯一の「モンチェン」にも客席から拍手が起きていました(笑)。テレビでもこの辺をたっぷり使ってほしいけど、無理だろうなあ…。

そういえば、こちらもお約束の「MCがフロントストーリー・清水さんじゃない」という話は、久馬さんとの対戦のときに言ってましたね。プラン9のメンバーと対戦するときに、MCもプラン9のメンバーというのはフェアじゃない、と。で、「清水を出せ」と。「どこの清水か?」と聞くと、「フロントストーリーの清水だ」と(苦笑)。今後『ダイナマイト関西』で清水さんの姿を見ることはあるのでしょうか…(笑)。

シロートのクセにあーだこーだ書いてしまいましたが、4時間座りっぱなしの疲労感とか、期待が大きすぎたりとか、そんなことも影響しているのかもしれません。でも、10月の放送ではまた違った印象を受けることでしょう。玄武と白虎がイングランド代表のスリーライオンズか、はたまた まさと師匠のブレザーのエンブレムか(苦笑)というデザインになるなど、新しくなったセットにもどうぞご注目くださいませ。