とどめをハデにくれ

いよいよ今年の『M-1グランプリ』も決勝の日を迎えました。

参加者の数が昨年を上回り、見に行く側もチケットがなかなか取れないなど、予選から例年以上に盛り上がっていた今大会。昨日は事前番組や去年の大会の模様なども放送され、いやがうえにも期待が高まります。

去年の決勝は「常連組と目新しさを持つ出場者の戦い」という感じでしたが、今年は「常連組と“テレビでよく見かけるけど、漫才をしている姿はあまり見たことがない”芸人さんの戦い」なのかなあという気がします。ザブングルキングコング、ハリセンボンといった、テレビでおなじみのコンビがいつもとは一味違うところを見せて驚かせてくれるのか、はたまた笑い飯POISON GIRL BAND、千鳥、トータルテンボス、ダイアンが劇場で鍛えた腕を見せつけるのか、楽しみなところです。

そして残り1枠を争う敗者復活戦は、今年は大井競馬場が舞台。テレビでもスカイAとファンダンゴTVで放送されますが、いったい誰が勝ち抜くのでしょう?麒麟に期待が集まっているようだけど、東京予選を戦い続けたメンバーにも ここで敗退するのは惜しいと思うコンビがいたし、baseよしもとに出ているような若い芸人さんが選ばれたら、来年に向けて大会に新たな弾みがつくような気もします。ともあれ、すべては一発勝負の4分次第。興奮を抑えつつ、2回戦3回戦準決勝に引き続き、現地で見てきます。

そういえば毎年、敗者復活組が発表になった後、舞台から引き上げていく芸人さんの後ろ姿を見ると「祭りの後」みたいな切なさを感じます。笑わせることが仕事の人たちだから、なおのこと。『M-1』ではあの場所もキス・アンド・クライ(フィギュアスケートの大会で、演技が終わった選手とコーチが採点の発表を待っている場所)なのでしょうね。

というわけで、とにかく楽しい大会になりますように。今となっては、もうそれだけ。早く晴れろ、雨。

■共同ブログ『笑うオトナども』は鋭意更新中です。是非ご覧ください。http://paola.cocolog-nifty.com/otona/