きっかけさえあれば

確かに、『M-1』決勝&敗者復活戦への気持ちを書いた前の記事のタイトルは「とどめをハデにくれ」でした。しかし、なんぼなんでも派手すぎます。ご本人たちは、まさに「ちょっと何言ってんのか分かんないです」状態じゃないでしょうか。

おめでとうございました、サンドウィッチマンのお2人。びっくりしました。

個人的には、ここ2,3年ひそかに決勝進出を期待していたコンビで、今年はそろそろ…というような話を2回戦あたりの感想に書いたりもしていました。でも、まさかまさか敗者復活からの優勝という怒涛の快進撃を見せてくれるとは…。実はそろそろ単独ライブとかトークライブとか、そういうのも見に行こうと思っていたし、関西でも関東でもなく、東北出身というところにシンパシーや興味を抱き、無理を承知のちょっとしたたくらみなんかも考えていました。しかし、これではなあ…。うれしい悔しさを感じています(苦笑)。

ちなみに、今日のサンドウィッチマンのネタ2本は、どちらも過去の予選でかけたものでした。敗者復活と決勝戦でやったアンケートの話は去年の準決勝で披露していましたが、1年前はあえなく撃沈。更に宅配ピザ屋のネタはおととしの3回戦と準決勝でやったものの、こちらも決勝に駒を進めることが出来ませんでした。今日とどう違っていたのか、あるいはまったく同じだったのかは分かりません。

でも、あくまでも個人的な感想ですが、過去の私のブログを見てみるとどちらのときも客席は受けていたようですし、おそらくそれほど差はなかったのだろうと思います。調べていて分かったのですが、2005年にいたっては1回戦からの出場で、しかもそのとき私は会場で見ていたようです…。記憶にないのが残念です。ごめんなさい。

正直、今日の敗者復活戦からは、NON STYLEが行くんじゃないかと思っていました。でも、思えば後半戦で、客席が盛り上がるきっかけを作ったのがサンドウィッチマンでした。その良い波にとろサーモンNON STYLEタイムマシーン3号などが乗っていったような気がします。とは言え、敗者復活のコンビが決まった後も、何となく落としどころに困っていたのですが、こうして決勝を見ると、やはりあの場で選ばれるべきはサンドウィッチマンだったんだなあと思いました。

今日、会場についたとき、場内でほかの芸人さんたちと一緒に売店で食べ物を買って、控え室に戻るお2人の姿を見ました。敗者復活に回ったのは残念だったし、何となく頑張ってほしくて、普段ならそんなことをしない私ですが、思わず声をかけたくなりました。が、ほかにも芸人さんがいたので、心の中でエールを送りつつ席につきました。あれから数時間後、こんな結末が待っているとは…。まさに今日の東京の天気のように、雨のち快晴の結果だったと思います。

とりあえず、頭の中のものを吐き出さないとやるべきことに集中できないので(苦笑)、ざっと感想を書いてみました。のちほど、録画した本番を見たりして、何か書ければと思っています。ともあれ、すげーものを見せられました。

※追記※ 『M-1』関連の新聞記事はコチラにピックアップしました。

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