9人ではなく5人で

今年も♪見たいも〜の見った〜い、と2008年初ライブに行ってきました。というわけで、ザ・プラン9本公演『仇男』の感想をネタバレなしで。

『仇男』(シアターサンモール)

ザ・プラン9の第23回本公演。昨年12月に行われる予定だった大阪公演が浅越ゴエさんの入院で延期になったため、東京で初日を迎えることになりました。私が見に行ったのは、まさに公演初日の12日。しかも、私にとっては「初めてのプラン9本公演」でもありました。

お話のほうは、大阪公演があるため詳しく触れませんが、『仇男』(あだおとこ)というタイトル、そして、開演前に会場で流れていた曲は『必殺仕事人』となれば、なんとな〜くイメージするものがあるかもしれません。ところがどっこい。ストーリーは一筋縄とは行かず、予期せぬ事実が隠されていたのです。その「事実」が分かる後半は本当に思いがけない展開。しかも二転三転するとは…。それまでの話が個性ある登場人物の間で面白おかしく進むだけに、余計にあの雰囲気が際立ちます。そして、なんでもない風景のラストシーンにもドキドキさせられるのでした。

という感じで、ストーリーはもちろんとても興味深いのですが、やはりおもしろパートの細かいあれこれも捨てがたく。中でもSかMかを聞くくだりは「そんな例えもあったのか!」と思わず ひざを打つステキなボケが登場していました。服のサイズが出てくるのは当たり前、あの師匠たちまで引き合いに出すとはね(苦笑)。爆笑させていただきました。関西の芸人さんならでは、というべきか、プラン9だからこそ、というべきか。趣味と実益を兼ねて台本を購入したのですが、この部分は思わずマーカーチェックしたくなりますね(笑)。あとは、思いがけない人の登場(?)もあり、そんなところも見どころです。

途中、「おやっ?」というところも無くは無かったのですが(芝居終了後のトークでなだぎさんが気にしていたあたりとか)、そういうところも日を追うごとに変わっていったのかなあと思ったりしています。とは言え、楽しかったことに変わりはないわけで。DVDになったら、初日との違いなどに注目しつつ見てみたいです。

大阪公演は2月6・7・8日の3日間。東京公演は、なだぎさんが会場を間違えたり、新幹線の車庫に閉じ込められたりというハプニングもあったようですが(苦笑)、大阪はつつがなく終わると良いですね。病み上がりで心配されたゴエさんも、すっかり復調されたようでした。

※へびのあし※
会場で、1月23日発売のDVD『ディラン&キャサリン ビバリーヒルズ晴天白書』のチラシをもらいました。ファンダンゴTVではCMが流れていますが、昨年3月にルミネtheよしもとで見た『ビバリーヒルズ工業高校白書』のメンバーに加えて、新たな登場人物たちがいるようです。その中には新喜劇の池乃めだかさんも!でも役名はロバートじゃなくて、エドモンドだそうです(笑)。それが言いたかったんです(苦笑)。どーもすいません。ジャングルハウススリーガス。