ひそかなたのしみ

テレビを見ていて、自分が行ったことのある場所が映ったり、話題になったりするとちょっと嬉しくなりますよね。

昨日の『にけつッ!』日本テレビ)ではケンドーコバヤシさんと千原ジュニアさんが、お勧めのおいしいお店の話をしていました。その中に出てきた恵比寿の定食屋さん、おそらく何年か前に私も行ったことがある店だとおもいます。
店構えは昔から何十年も変わってないような感じで、席はカウンターしかない。メニューもハムカツとかしょうが焼きとか、「ザ・定食屋」なものばかり。料理を作る人たちの年齢はかなり高く、おじさんたち、おばさんたちがそれぞれの定位置で自分の役割をしっかりこなしてる。恵比寿より国道沿いが似合いそうな店です。
そんなガテンな定食屋さんの話がテレビに出てくるとは。しかもジュニアさんから語られるとは。華やかさとは無縁そうな店だっただけに、ちょっとビックリしました。
…と思い込みで書いてるけど、本当は違う店だったりして(笑)。心配になったので調べてみたら、やっぱりそこです!おお、まだあったか。無性にあの店のしょうが焼き定食が食べたくなりました。「チャハーン」ではなく(笑)。

ジュニアさんと言えば、昨日は『宇宙でイチバン逢いたい人』日本テレビ)にも出てましたね。ジュニアさんが「一番会いたい人」に挙げたのは落語家の立川談春さん。談春さんは、去年の『大銀座落語祭』のジュニアさんの高座について話していました。曰く「登場人物を演じようとしていないのに、ちゃんと全部伝わるのがすごい」のだそう。プロの落語家さんでも必ずできることではなく、驚いた談春さんはこのイベントの後、わざわざジュニアさんの楽屋をたずねて行ったんだそうです。
そのころにも書いたように、このジュニアさんの落語は私も見ましたが、本当に引き込まれました。談春さんが言うように、登場人物を演じ分けることはしていなかったけど、何というか気迫が感じられ、それでいてとても面白い。『6人の放送作家と1人の千原ジュニア』の「子別れ」より、この「死神」のほうが私はいいなと思ったし、好きでもありました。

東京に住んでいると街なかで偶然有名人を見かけることもあったりしますが、こうして自分が見たものや事柄がテレビの話題に挙がると、ただ単に「有名人を見た」というのより、もう一歩入り込んでタレントさんと気持ちが共有できたような錯覚に陥ってしまいます。そんなものは勝手な思い込みでしかないけれど、昨日は2つも重なってちょっとニヤニヤさせてもらいました(笑)。