第三のツボ・麒麟編

先日、録画しておいた「第三のツボ」を見ました。

この番組はスカパーのヨシモトファンダンゴTVで放送されていて、司会は放送作家高須光聖さんと130Rの板尾創路さん。内容は芸人さんの単独ライブDVDを、出演したご本人達と一緒に見ながら話をするという番組です。

私が見たのは麒麟「キリン!キリン!キリン!」の回。今回は再放送で、初回放送は…ん〜、いつだったんだろう?今年の2月ぐらい?その頃、私はまだファンダンゴに入ってなかったので、これが初見です。

麒麟笑い飯千鳥と一緒に「さんまのまんま」に出た時に、川島さんが「僕は漫才がやりたかったんですよ」と言ったところで、「今どき『お笑いがやりたい』とか『芸人になりたい』じゃなくて『漫才』がやりたいって新鮮だな〜」と思ってちょっと気になったんですが、残念ながら番組ではそれ以上の話にはならず。でも、「第三のツボ」ではもうすこし詳しい話が聞けました。演芸番組をよく見るおうちで育ったそうで、小学生にして中田カウス・ボタンさんがスターだったのだとか。それを周りの友達にも分かってもらおうと、ビデオを貸したりしたものの、結局誰にも理解されなかったそうです。そりゃそうだよね。あまりにも老成している(笑)。…で、そんな少年時代を過ごしたことで、夢は漫才師となったそうです。

関東ではあまりないけど、大阪だと若手なのに何だか落ち着いてる感じの人が結構いる気がします。その理由はよく分からないけど、テレビや劇場で見てきた師匠クラスの人達の芸を自分の経験値にしているからかな?…とにかく、麒麟もそういう落ち着いたタイプのコンビだと思います。今はいつか方向転換しなくちゃいけない感じの若手芸人さんが多いけど、麒麟ならこのままのスタイルでずっとやっていけそう。コンビ名の話題で川島さんが「一生その名前で行くのに、変な名前をつけるヤツがいる」という話をしていましたが、そうだよね。たまに「え、良いんですか?」っていう名前の人がいますからねぇ…。変でも定着してしまえば良いんだけど。でも、やっぱり「たちくらみ」「スキップ」より「笑い飯」の方が良い感じがしますね(笑)。

後輩の方がブームにのって先に全国区になったりするかもしれないけど、麒麟にはあせらず頑張ってほしいなあと思います。ちなみに、この番組でも田村さんのビンボー話は大受けでした。ああいう経験は今や貴重だもんね。