理屈じゃないぜ!

見てしまいました…。オーラの泉スペシャル」。ああ、何だかものすごいものを見てしまったなあという気分です。

普段は月曜日の深夜に放送されていて、レギュラーメンバー国分太一さんと美輪明宏さん、江原啓之さん。毎週ゲストを迎えて、江原さんがゲストの方のオーラや守護霊などを見て、オーラの色から分かることや守護霊が言っていることを伝える、というような番組です。今日は初のゴールデンタイム進出、しかもいつもの4倍の2時間スペシャルとあって、本当に濃かった。正直、体調が妙です(苦笑)。

今回は奥菜恵さん、杉田かおるさん、デビ夫人の3人がゲスト。それぞれの人達に興味がなくても、なぜか話に吸い込まれてしまう、あの感覚って何なんでしょう?別に肩入れしているわけでもないのに、ぐーっと引き付けられてしまうんですね。江原さんの守護霊の言葉をちゃんと伝えようとするところは単に天性の能力をむやみに使っているだけではなくて、やさしさというか心遣いみたいなものを感じます。そして美輪さんは隣で江原さんを見守り、話をさらに高めているような、そんな雰囲気。あの2人が合わさったパワーは本当にものすごい。ものすごいけど、「脅威」ではなくて「慈悲」みたいな、なんかそんな包み込むイメージです。素晴らしすぎ。

で、そのパワーとゲストの波長が合った時って、それもまたすごい。理屈で考えるタイプの人がゲストに出ても、なんだかさっぱり面白くないというか、水と油の関係のようにどうも溶け合わなくて、単なる「不思議な話」に終始してしまう。だけど、俳優さんのような感性の研ぎ澄まされた人が来ると、美輪さんと江原さんとゲストの間でちゃんと共通の思いが出来上がっているので、それが見てる側にも伝わり、心の奥の方で理解できるような感じがします。

もう1人のレギュラーメンバー、国分さんは、おそらく一般視聴者の代表みたいな役割なんだと思います。だから、守護霊の話なんかにも ものすごく反応するし、驚き具合も若干大きめ。その天真爛漫なところが、パワーのある2人の、ともすれば「?」と思われるイメージを和らげることに役立っているのかもしれません。ただ…番組開始からもう3か月経つので、もう少し「理解を深めた一般視聴者の代表」になっても良いのでは?と思うところもしばしば…。決して嫌いじゃないんですけどね。「ゴチになりますとかは面白いし、最近見てないけど、「R30」の感じも悪くなかったし。美輪さんと江原さんにかわいがられて頑張ってね。