アピールタイム!

怒涛の短期決戦を何とか乗り切ったので、きのう見た番組を2つに分けて。

その1『アメトーク』

タカアンドトシ東京ダイナマイトハローバイバイ麒麟POISON GIRL BANDとろサーモンの若手芸人バトルロイヤル。普通、若手芸人モノの企画というと、インパルスとかアンガールズとかが繰り返し出そうなものですが、そうじゃないところからよくぞ引っ張ってきてくれました。いつも思うんですが、この番組って、出演者のチョイスとか くくりが他のバラエティーとちょっと違うところが面白いですね。異彩を放つほどではないけど、気づくか気づかないか分からないぐらいの独自性が良い感じ。雨上がり決死隊のお2人も、どんな人が出演してもちゃんと話をつないでいくので、よく知ってるなあと感心します。

で、今回は先々週に続く第2弾で、引き続きウワサの検証と、ブレイクするきっかけになるかもしれない一発芸を披露するという内容。ウワサの検証の方は、前回、東京ダイナマイトハチミツ二郎さんのビールの飲みっぷりとその後のトイレの長さにビビリましたが、今回、がっちりインパクトがあったのはPOISON GIRL BAND阿部さんの「髪が長いのは、実は筆だったからじゃないか」という疑惑の検証。他の人たちがおばあちゃん子だのビジュアル系バンドをやってるだのと現実味のある話をしている中、突然異次元のウワサ情報(笑)。全員「え?」という感じでしたが、それこそがPOISONの持ち味。さすが九九をネタに漫才をするだけある(笑)。で、検証ビデオでは阿部さんが筆として髪の毛を墨につけられ、吉田さんが書道家のようないでたちで阿部さんの体を持って、半紙の上に芸術的と思しき文字を書きます。

最後に名前を書く時、「名前は小筆で」ということで、なぜか吉田さんが筆になって署名。そして出来上がった半紙にはフツーに読める「芸人魂」の文字。そして半紙の横には頭が墨だらけの2人が気をつけの姿勢で仰向けに寝ていて、その姿はまさに筆。…いや、もっと半紙の上はぐじゃぐじゃでしたよね〜。宮迫さんにもショートコントと言われる有様でしたが、個人的には面白かった。POISONらしさがよく出ていました。

一発芸の方は、とろサーモンの2人がそれぞれに前の仕事で培ったマイクパフォーマンスを披露したり、予告どおり川島さんが口にビデオテープを入れたりしていましたが、個人的に一番面白かったのはタカさんのマラドーナフリーキックを蹴るシーンなのですが、良いです、アレ。「今まで何度もやって、こんなに受けたのは初めて」と言っていましたが、あれは面白いですよ。似てます。良かった、ビデオに録っておいて。

そして、若手芸人祭りの最後を締めくくったのが、麒麟田村さんの「男前の顔」。漫才の整形するネタでチラッと見せていた、目を二重にするアレが男前の顔だそうで。先々週はビンボー伝説にかなりの時間が割かれたせいか、今回はあまり出番のなかった田村さんですが、最後は貧相な顔が男前になるという、結局「貧」からは逃れられないさだめをばっちりアピールしてました。これで全国区のキャラ作りも成功?川島さんのええ声も定着してきたしね。頑張れ〜。