強い気持ち・強い愛

一時は結構面白かった、民放深夜枠。早い時間帯ではありえないラインナップとか、企画内容とかで2台のビデオデッキをフル稼働させておりました。でも最近は、結局出てくるメンバーが同じだったり、ハプニング的な要素に頼るものだったりして、個人的にはだんだん魅力が薄れてきています。

そんな中、見たのが『ドスペ2 芸人漢字王決定戦』。出演者は青木さやかさん、ロバートカンニング竹山さん、南海キャンディーズ友近さん、品川庄司。そして司会は、最近頻繁に見かけるようになった国際弁護士の湯浅卓さんと小池栄子さん。限られた時間の中で一般的な漢字の読み書きや「はまだまさとし」さん、「しょうふくていつるべ」さんといった、先輩芸人の名前を漢字で書く問題、そしてバラバラに出てきたパーツを合わせて1つの文字を作るといった問題に挑戦しました。

一般的な漢字の問題は、内容的には小学生・中学生レベル。1問目はいきなり「動物の“いぬ”という字を書きなさい」。あまりに簡単すぎて、ビビる出演陣。その後もそれほど難しい問題はなかったものの、時間に追われることであせりまくります。南海キャンディーズ山ちゃんにいたっては、ひらがなの「が」の字が合ってるかどうか不安に思う始末。更に、先輩芸人の名前を書く問題では、「書けなかったけど、大好きです」的な言い訳モードがあちこちで炸裂。「浜田雅功」の「雅功」が書けず、「浜田さん」と書いた品川さんは、恐れ多くて呼び捨てにできなかったそうで(笑)。そして激しいプレッシャーと本気の恥ずかしさの中、何とか34問を終えて、上位3名が決勝戦へ。勝ち残ったのは青木さんと南海キャンディーズの2人。しずちゃんと山ちゃんはワンツーフィニッシュでした。事前に問題予想をして遊んでいた山ちゃんと品川さんの隣でボーっとしていたしずちゃん、本番で本領発揮だったようです。

決勝の5問は難解漢字の読みを当てる問題。「無花果」「気障」「転寝」「家鴨」「御御御付」…さあ、読めたでしょうか?これを制した山ちゃんが更に中国旅行をかけて「こうせい」と読む漢字5つを書けという問題に挑戦しましたが、残念ながら失敗。もうちょっとだったんだけどね。

深夜に見るクイズ番組としては、目がさえるほど頭を使わなくても見られるし、ちょうど良いんだけど、いかんせん出演陣がもっと早い時間帯で見かける人ばかりで、新鮮味に欠けると言うか何と言うか…。問題自体も大先輩の芸人さんたちの名前を書くところぐらいしか、新しい感じのものがなかったし…。正直、この後テレビ東京やりすぎコージー!』を見て、溜飲を下げました。面白かったですよ、「芸人都市伝説。出演者はハローバイバイ・関さん、カリカ・林さん、サバンナ・高橋さん、そしてケンドーコバヤシさん。ほら、もう興味津々。どうせ実験的な番組を作るなら、がっちり勝負して欲しいよなあ。