地味に生きるよ、どこまでも

このブログは、管理者だけにそれぞれの記事ごとのアクセスランキングが分かるようになっています。今までインパルスロバートが出演した番組のことも書いたし、他にもいろんな全国的に有名な芸人さんの名前をちりばめているにもかかわらず、ランキングで上位に入ってくるのはなぜか『やりすぎコージー』「芸人都市伝説」とか『給与明細』「1万円イチオシ芸人」などマイナーなものばかり(笑)。ええい、これからも地味な番組を拾っていくぜ!というわけで、今回の『アメトーク「地味芸人スペシャル」。私の心をくすぐるサブタイトルでした。

ゲストはDonDokoDon平畠啓史さん、ずん飯尾和樹さん、つぶやきシローさん、そして、リットン調査団水野透さん。今までの『アメトーク』のゲストと言えば、その日のテーマ以外にも何かしら横のつながりがありそうな感じでしたが、今回は地味芸人だからなのか、バラバラに呼んできたような感じ(笑)。しかも、平畠さん、飯尾さん、つぶやきさんはまだ多少なりとも全国レベルのテレビに出ていた時期がありましたが、水野さんは知る人ぞ知る芸人さん。しかし、その一方でバッファロー吾郎ケンドーコバヤシさん、レイザーラモンHGさんなど、熱く支持する芸人さんや一般のファンがいるというカルト的な存在です。

今回は地味芸人というサブタイトルにふさわしく、いつもよりセットもランクダウン。後ろにあるはずのカエルの置物がなかったり、椅子もひな壇ではなくパイプ椅子だったり。そして、極めつけは画面が白黒…。デジタル映像だ何だと技術革新に置いていかれそうになる昨今、白黒の番組を見るのは逆に貴重と言えましょう。

こんな感じで始まった番組ですから、全体的に盛り上がらない方向に進んでいきます。それぞれの地味さが分かるネタを披露するコーナーでは、飯尾さんと水野さんにいたっては、あまりに地味すぎてとりたててどうという話題もナシ…。それでも飯尾さんは自分の6月のスケジュールを公表し、本当に仕事の日は3日ぐらいしかなかったというところで地味っぷりというか、あんまり売れてない感を見せます。そして水野兄さん。何とかネタを提供しようと、大昔に雨上がり決死隊バッファロー吾郎と一緒に撮った写真を渡したそうですが、ディレクターの「全然面白くないから」の一言で終了。この日に限って、なぜかカメラマンの隣でダメ出しをするディレクター(笑)に「今晩添い寝したろか!」と言うものの、これも何だかすべり気味…。悲哀が感じられました。

その後には、それぞれが描いた画で性格分析をされますが、生命力が感じられないだの、隠れマザコンではじけようがないだのと惨憺たる結果を突きつけられます。さらに、何とか場を持たせようと黒ひげ危機一髪をやったり、あっちむいてホイ!をやったりしたものの、黒ひげの方は頭の部分が後ろ向きで飛んで行き、あっちむいてホイ!では2組に分かれてどちらも1回目で負けてしまう運の悪さ。完全に地味っぷりをアピールしました。

結局、画面は最後まで白黒で、ドカンと盛り上がることもなく終了(笑)。でも、来週は再びカラーでいつもの『アメトーク』をお届け!最近、お笑い番組によく登場する大林素子さんが芸人さん達で作られた「大林組」を率いて登場するそうです。だけど出演するのはCOWCOW2丁拳銃たむらけんじさんなど。いいなあ、この感じ。最近は深夜帯からゴールデンに進出する番組も多いようですが、『アメトーク』にはタモリ倶楽部のようにいつまでも遅い時間の放送で、ふつふつと下から沸いてくるような笑いを提供してもらいたいです。