アイドルを探せ!

再び先週の番組から。

裏番組の『ゲンセキ』がレギュラー発表で緊迫している頃、テレビ朝日系列ではゆる〜く堂本剛の正直しんどいを放送していました。もちろん私は『正直しんどい』を選択。今回のゲストは笑い飯鈴木紗理奈さん。4人で昔の子供の遊びを極めようというものでした。

堂本さんのお笑い好きは『めちゃ2イケてる』笑わず嫌い王』でも実証済み。堂本さんは笑い飯も好きで、DVD笑い飯・千鳥の大喜利ライブ』も見ているほど。とは言え、朝7時のファミレスでネタをやらせるのはどうかと(笑)。堂本さんのリクエストで漫才をしましたが、反抗期の子供ネタは朝からキツいだろうに…。「センターマイクもなく、何やってるんだろうと思ってしまう」という笑い飯・西田さんの気持ちは何とな〜く分かります。

4人は、まずシャボン玉の長さ世界記録に挑戦しますが、その前に記録保持者の杉山兄弟にいろいろなシャボン玉を見せてもらいます。ファミレスの時点でボケたいモードのスイッチが入っていた笑い飯・哲夫さん。杉山兄弟のお兄さんが顔の前でシャボン玉をつぶしてしまったところで「これが笑わせるポイント」と学習。同じように顔の前でシャボン玉をつぶすんだけど、リアクションはなぜか「アチッ!」。シャボン玉は熱くないぞ〜。でも西田さんもこれに倣い、鈴木さんまでもが便乗(笑)。ファミレスでは哲夫さんに「お前、(笑い飯のネタを)見たことないんですか?」などと失礼なんだか丁寧なんだか分からない扱いを受けていた鈴木さんですが、初対面の笑い飯にもちゃんと合わせてくれます。

そして、いよいよシャボン玉の長さを競いますが、長いシャボン玉を作る道具は三角形の枠に持ち手がついているもの。三角形の部分に液をつけ、持ち手を持って走ります。ここで堂本さんがナイスボケで参戦。実際に記録を作ったのは弟さんだったため、弟さんの道具を使って新記録を樹立しようという3人に対し、堂本さんはお兄さんの道具を肩にかけ、弟さんの道具を手に持って疾走。記録は7メートル50と世界記録の半分にも及びませんでしたが、このボケ…もとい、リスペクト精神が後押ししてくれたのは間違いないでしょう(笑)。

続いてはゴム鉄砲。こちらもその筋の名人の指導を受け、ぶら下げた5円玉にゴムを当てて、1分間の命中回数を競うゲームに挑戦。名人が14回なのに対し、しんどいチームはさっぱり。堂本さんは2回。哲夫さんはいちいち「せーの」と掛け声をかけてから撃つボケをして0回、西田さんはそれこそ『笑い飯・千鳥の大喜利ライブ』でのいかついヒットマンのように狙いを定めて撃ちますが、当たったのは2回。鈴木さんに至っては、なかなかゴムがはめられない不器用さを見せながら、なんと土壇場のゴムをはめてる最中に偶然当たって1回。結局、計算外の天然ボケが一番面白かったかも。

ラジオ番組笑い飯トランジスタラジオくん笑い飯のお2人は、堂本さんが千鳥と笑い飯のDVDを見ていたことにも驚いていたけど、あまりの声の小ささとテンションの低さにもビックリしたと話していました。そういう無理をしない感じが、この番組の良さであり、面白さを引き出しているのかも。ちなみにこの日は、普段ならVTRを止めてスタジオの堂本さんが突っ込みを入れたり反省したりする場面で、堂本さんはこちらも子供の頃の遊びと、ひたすらプラモデルの戦車を作っていました。だからVTRの方は誰にも触られず、ただ通り過ぎるだけ(笑)。アイドルが出演しながら、それらしいところは一切見せない『正直しんどい』は、ある意味贅沢な番組なのかもしれません。