さよなら夏の日

4週間に渡る『お笑い登竜門 冒険王スペシャル』も今週が最後。夏休みのイベントを夏休みがすっかり過去になってから見るのって、何か微妙ですね(笑)。仕方ないけど。

今回の出演者はも東京ダイナマイトトータルテンボスエレキコミックPOISON GIRL BANDスピードワゴンキング・オブ・コメディ東京03タイムマシーン3号あべこうじさん、流れ星ダブルブッキング。これまで同様、ダイジェストでお送りする内容でした。こういう見せ方って、「ネタが無情に切り取られてる」と評判の悪い方に転がりがちですが、『お笑い登竜門』については、1週目はバサバサ切られてた感がありましたが、2週め以降はショーケースみたいで見やすかったように思います。

ネタの方は東京ダイナマイトがビールの話。口でビール音を出して、グラスに注ぐ真似をしますが、量が多すぎたり、途中で卓球になったり。ハチミツ二郎さんのビール大好きなエピソードを思い出さずに入られませんね。トータルテンボス藤田さんが芸人を辞めて俳優になると言う話。でも実際に演技をしたら、大村さんの方がうまくて俳優はあきらめたのでした。エレキコミックはユーモア教室。谷井さんがユーモア教室の先生で面白くなれる方法を教えるんだけど、どれもこれもつまらない。面白い理由を説明するほど、つまらないことってないよなあ、そういえば。

POISON GIRL BANDは漫才。身振り手振りを入れながら夏にしたいことを話すんだけど、相手が話す間も身振り手振りをやめないのでうっとおしい。このネタ、ルミネtheよしもとでも見たけど、客席の雰囲気に吉田さんはジンマシンが出そうになってたらしい(笑)。それなりに受けてたし、面白かったと思うけどなあ。スピードワゴンは例によって甘い言葉。最近、甘い言葉の漫才ばっかりよく見るけど、他のパターンもやってるんでしょうか?井戸田さんは安達祐実さんとご結婚だそうですが、こうなると「もてないんだよ」と言うのも何だか微妙…。さっき、テレビを見ていたら、「(婚約指輪を渡す時は)やはり甘い言葉を…」と言われてたけど、それは相方の小沢さんの担当ですね(苦笑)。

キング・オブ・コメディはいじめられて不登校の友達を学校に来るよう促す話。でも、友達を訪ねてきた今野さんの話は「高橋君はいてもいなくても一緒だから!」などと、励ましになってなくて、逆に傷口に塩を塗ってしまったみたいでした。東京03はレストランが舞台。態度の悪いウェイターは実は経営者の御曹司。店長も扱いにくく、なぜかお客さんが我慢させられるハメに。タイムマシーン3号は20年後のドラえもん。みんなが成長し、ドラえもんどらやきをブランデーのように回し、四次元ポケットからはヴィトンの商品が登場。ジャイアンも「お前のものはお前のもの」と物分かりが良くなってる。でものび太は無職で、ドラえもんが「♪あんあんあん…」と歌いながらポケットから出したのは、求人情報誌の「an」だったのでした。

あべこうじさんは大好きなウィンナーの話。焼いたらふたがフライパンにくっついて取れない、というところまでで終わったんだけど、どういうオチだったんだろう?流れ星はファストフードが高級になったらという設定。店に入ってきたところから過剰サービスで、ディズニーランド風のお出迎え。歓迎料だけで5万円だそうです。ダブルブッキングは自殺を止める話だったようですが、途中でビデオが切れていたので最初しか分からず。すいません。

来週からは通常通りの『お笑い登竜門』。麒麟トータルテンボスなどが出演します。ちなみに、10月1日の夜11時半からは『登竜門番外編』があるそうです。予告の雰囲気を見ると、7月28日のスペシャルの裏側を扱った番組のようですが…。それから、10月9日の夜7時からは『登竜門ヒットパレードが放送されます。こちらは東西の若手芸人+昭和のいる・こいる師匠、海原はるか・かなた師匠という顔ぶれのようです。若手芸人の方はヒロシ、南海キャンディーズなど、いつもの『お笑い登竜門』に出てくるメンバーとは違うみたいでした。師匠たちの漫才が楽しみですな。