新装開店

そろそろスペシャル番組も落ち着いてきますかねぇ…。テレビだけじゃなく、ライブもちらちら行ってるせいで、また録画したものがたまってきました(涙)。というわけで、今回はスカパーに移動した『お笑い登竜門ガッハ』(フジテレビ721を。

放送時間が1時間に伸び、若干内容が変わりました。今回がその初回でしたが、出演者は麒麟東京03U字工事ビーム5番6番パッション屋良さん。麒麟はフィーチャー芸人として、ネタ2本をやったほか、プロモーションビデオも作ってました。

ネタはたぶんほとんどノーカット麒麟は2本目で川島さんが間違えるというハプニングもあったのですが、そのまま放送されていました。ネタ自体はぐだぐだになることもなく、ライブっぽい感じでこれもご愛嬌ということで。やっぱりこのぐらいゆっくり見せてくれると良いですね。2分ぐらいに縮められたネタは、あるある系とか、ショートコントならともかく、流れで見せる漫才やコントにとってはあまりに非情。見ていてもせわしないばかりで、面白みも半減してしまいます。ほとんどカットなしで出来るのは、スカパーに移ったからかなあ。でも、スカパーが見られる環境にある人にとってはうれしいことだけど、逆に視聴できなくなった人にはつらい話。でも地上波のお笑い番組の流れを見ていると、ネタを見たい人はスカパーとかネット配信といった手段がないと厳しくなるかもしれませんね。

ちなみに、麒麟のネタは1本目が単独ライブ『キリリン!』でもやっていた、テレビショッピングの話。発明品のくだりがなかったので、「くつしタオル」とかは出てきませんでしたけど。2本目は、野球の実況。野球選手にあこがれる田村さんがバッター、川島さんがその試合を実況するというものですが、田村さんがバッターボックスにいるのに「ピッチャー、第1球、振りかぶって投げた!」と大ボケをかましたり、やる気のない実況だったり、そうかと思うと、妙な歌で応援する応援団になったり。例によって、田村さんが翻弄されまくっていました。

プロモーションビデオのストーリーは、ライブの日に田村さんが寝坊をして遅刻。ようやく間に合ってステージに上がると、川島さんの麒麟です」の声がなぜか田村さんの声に。その後、川島さんが顔をかき出して、すっかり田村さんになるというものなんですが…うーん、どうなんだろう?制作サイドの方はオロナミンCのCMみたいにがっちりカッコいいものを」と熱く語ってたけど、それとは程遠かったような…。流れとは直接関係ない映像が挿入されてたせいか、なんとなくまとまりがない感じがしました。ちなみに、BGMは出囃子の『シャングリラ』でした。

それから、番組では地上波時代の一発ギャグのコーナー「マッハ登竜門」も引き続きやっていましたが、『ガッハ』ではこれに加えて「ウルテク登竜門」という新しいコーナーが登場。ここでは、若手芸人さんが特技を披露しました。今回は3組。肉体関係松下さん(『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」でランボーの真似をしてた人)はバスケのロングシュートを成功させ、やまもとまさみさんは噛んでいたガムを伸ばして投げ縄のように回し、それで離れたところにある紙を取るという技を見せ、ストロング・マイマイズ渡辺さんは逆立ちでラーメンを食べていました。最初の2人はドキュメンタリータッチのナレーションを入れた末に特技を見せるという、かなりもったいぶった(笑)感じ。特技がある人が集まれば、「マッハ」みたいになっていくかもしれないですね。

第1回の放送は30日まで、随時再放送があります。第2回の初回放送は31日深夜1時からです。

番組公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/cs/program/7215_063.html