笑い飯、ああ笑い飯、笑い飯

16日に笑い飯の単独ライブ笑い飯のおもしろライブツアー2005』を見てきました。場所はシアターアプル。定員700人の劇場でしたが満員御礼。客層は、東京も笑い飯の希望に反して、10代の女子中高生は数える程度。20代、30代がほとんどで、最年長は50代の方だったみたいです。客席でそれぞれ挙手したんですよ、ええ。

さて、ライブの方は漫才3本とトークコーナー、大喜利、そしてコントとおぼしきもの(笑)でした。幕間には松尾芭蕉が登場し、感想を言ったり、一句詠んだりして、舞台転換の間をつないでいました。ここからは例によってネタバレですが、もうツアーも終わりだから良いですね(苦笑)。

・漫才1

何をするのでも挨拶など声を掛けるのが大事という話から、新幹線の中で座席シートを倒す時にも声を掛けましょうということになり、実際にやってみるわけですが、車内販売のお姉さんを呼び止めてビールを買うところから始まったり、「咳払いとか、やめてもらえません?シーっと」と「シート」とのダジャレになったり。その後、サッカーのPKでどっちに蹴るか迷った時には、前に聞いた監督のアドバイスを思い出すという話題に移り、これもやってみるんですが、しゃべってるのがなぜかおばあちゃんだったり、右でも左でもなく「みだり」と訳の分からない方向だったりして、まともなアドバイスはもらえず。新幹線の中腰とPKの蹴る途中のシーンの静止の状態とで、足腰がきつそうな漫才でした。

トークコーナー

各地でご当地にふさわしいゲストとのトークをしてきたこのコーナー。東京のゲストはトータルテンボスでした。本来は、事前に募ったお客さんのアンケートを元に話を進めるはずだったようですが、すっかりフリートークで盛り上がり、アンケートは申し訳程度に2,3人分を使った程度(苦笑)。ちなみに、盛り上がった話はかなりのお下劣ネタ。たぶん、子供に大受けしそうな、そういう方向です。哲夫さんは酔うといつも同じことをしてみんなで遊ぶそうで、それがかなり下半身中心な感じ(笑)。藤田さんは去年のM-1の後でその洗礼を受けちゃったそうです。あとは、ヤンキーの天然のノリ突っ込みはすごい、なんて話もしてましたね。

・コント?

ラグビー選手の格好をした2人が登場。肩で息をする西田さんに対し、哲夫さんが何か言おうとすると、いきなりナレーションが。間が空いたところでまたセリフを言おうとするのですが、やはりナレーションが流れてきます。結局、最後までナレーションで進められ、2人は何もせずに去っていきましたとさ。わざわざ着替えまでして見せる、本気のボケでした。

・漫才2

勉強をしないからと親にファミコンソフトやら何やらいろんなものを隠されたという話から、いじめられて靴を隠された子にはやさしくしなくちゃいけないという話へ。「ないな〜、ないな〜」と探していたのは、最初は靴だったのに、だんだん置き傘になったり、靴べらになったり、挙句の果てには「運ないな〜」と「靴、汚いな〜」と「ないな〜」しか合わなくなってしまいます。西田さんの「ないな〜」がやたら耳に残る漫才。※追記※このネタが2005年の『M-1』決勝ネタになりました⇒コチラ

大喜利

映像を使った大喜利で、写真の破れているところに何が写っているか?というものや、映像に即興のナレーションをつけるもの、ドラマなどの名ゼリフの問いかけに答えるものなど。勝った方は自分が好きな映像を流すことができます。西田さんは最初から調子よく答えていましたが、哲夫さんは何だか調子が出ない様子。結局、西田さんが勝ち、雑誌SPA!』に出ていた豊川悦司さんの写真を見せてくれたのですが、その写真のトヨエツは長髪で黒のキャスケットをかぶり、口元にはヒゲ…そうです、西田さんとまるかぶり(笑)。しかも、この号の『SPA!』には西田さんも出ていたのだとか。トヨエツが西田さんのコスプレか?

・漫才3

何かあったときに救急手当ができたほうが良い、ということで、手のケガをした時の対処法を話すのですが、最初は「手は心臓より上に上げて、心臓に近い位置を布で縛り、棒で絞めて…」とちゃんとしたやり方をしていたのに、手を挙げる高さが胸の辺りだったり、関節という関節すべてに添え木を当てて、高さを維持したり、手を挙げてたせいでタクシーが止まったり…。傷をつけるところから始まったりもして、うぉぉ…というところもなくはないネタでした。

笑い飯松尾芭蕉の旅も今週土曜日の大阪でおしまい。今度は笑い飯・千鳥の大喜利ライブ』でツアーをしたいと言っていましたが、是非実現して欲しいです!『笑い飯トランジスタラジオくん』のマイジャー芸人さんたちも見たいし。この間の『トランジスタラジオくん』も最高に面白かったしな〜。次も楽しみにしてます。