切り過ぎの前髪

昨日も触れたお笑いネクストブレーカーとちょっとお知らせなど。

お笑いネクストブレーカー』(ニッポン放送&BSフジ)

私はBS放送が見られない環境なので、ラジオで聞きました。出演は昨日の記事の通り、ピースラバーガール360°モンキーズパッション屋良さん。審査は審査委員長の笑福亭鶴光さんの他、審査員としてニッポン放送とBSフジの社員の方と歌のゲストとして出演したパフュームが担当しました。

まず4組がそれぞれネタを披露。トップバッターのピースは、ラジオを意識してか、いつものコントではなく漫才でした。ネタはコンビ名を決めるのにカタカナ辞典を買って来て、指差したところにしようとして当たった言葉が「スカベンジャー」。ところが、意味が「ごみをあさる人」という意味だったのでやめようということになり、ピースに落ち着いたという話から…たぶん「言葉って難しい」とかそういう内容だったと思うのですが、残念ながら失念。ご存知の方、教えて下さい。ラバーガールは、確か先日の『NHK新人演芸大賞』でもやっていた、アルバイトの面接のコント。おぎやはぎにも似た変な空気感が面白いですね。360°モンキーズは、ツッコミの杉浦さんが『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のマイナーな野球選手のモノマネでお馴染み。この得意のマイナーモノマネも交えた漫才を披露しましたが、今回はモノマネで笑わすことが目的じゃなかったので、鶴光師匠にも「誰にも分からない」と一蹴されてました(苦笑)。このコンビは、土曜日の『M-1グランプリ』2回戦でもやはり野球モノマネを入れた漫才をしていたのですが、これは『みなさんのおかげでした』を意識してるのか、はたまた標準装備なのか…。パッション屋良さんは、例によって胸をたたきまくるパッションお兄さん。ラジオは無視ですか(笑)。

続いては、トークの腕を競います。それぞれが『オールナイトニッポン』のDJという設定で、「××(コンビ名)のオールナイトニッポン!」というタイトルコールに始まる、5分程度の擬似オープニングトークをしました。お題は「貧乏」。今度は、ネタ見せの順と逆にパッションさんから挑戦します。タイトルコールでは「オールナイトニッポン」の「ン〜」を強調して自分らしさを出し、DJになってもお兄さんキャラで押しまくるのですが、トークそのものは今ひとつ。あたふたする間に時間は過ぎてしまいました。360°モンキーズは焼肉が食べたいのに食べられなかった時の話をしたのですが、時間内には終わらず。その後、最後まで話すチャンスを与えられたものの、終わるまでにだいぶ時間がかかっちゃいました。ラバーガールは細かい内容は忘れてしまったのですが、講評で「2人の関係が良すぎて、2人だけの話になってしまう」といったことを言われていたように思います。最後のピースは『ワイ!ワイ!ワイ!』などでの経験が生きた感じ。他の3組が同じ話で押し通す中、子供時代のクリスマスとか芸人の貧乏生活といった話題を互いに出し合ってテンポ良く進めました。鶴光師匠にも「これが本来あるべき姿」と言われて好感触。審査員のニッポン放送の方にも誉められていました。

そして最後に、鶴光師匠がこの日の最優秀賞を発表。ひいき目に見なくてもピースだろうと思っていたら、何と選ばれたのはパッション屋良さん。審査員から「ウチよりも他の局でやっていただいて…」という声まで聞かれていたほどなんですけどね…。ご本人にとっても以外だったみたいです。この後、パッションさんには1分間のアピールタイムが与えられましたが、360°モンキーズ・杉浦さんの十八番でもあるマイナー野球選手モノマネなどをやっていた様子。残念ながら、最後までラジオは無視でした(苦笑)。

ん〜、初回からこうだと、この先が心配。途中の鶴光師匠の感想は全くボケなしだったし、番組自体もある程度ガチンコなんだなと期待してたんですけどね…。最も評価の高かった芸人さんは『オールナイトニッポン』のゲスト出演、ひいてはレギュラー起用も検討するということなんですが、いったいどこまで本気なのかな〜?パッションさんに文句はないけど、ラジオで伝わらない人を選んでどうするのやら…というのが正直な感想です。テレビで見たら、また違う印象を持つかもしれないけどね。

次回はオオカミ少年18KINななめ45°パワフルコンビーフが出演します。とりあえず、もう1回ぐらい聞いてみようかな…。