神様、ヘルプ!

日にちが変わったけど、なんちゃって本日2本目(苦笑)。1本目はこちら。またもや今さらを承知で、月曜日に放送された中川家次長課長出演の『アメトーク!』です。

『アメトーク!』(テレビ朝日

今回は中川家次長課長がゲストで、30分間オール・ミニコンでした。やったね!どちらも、いわゆるマニアックモノマネを得意とするコンビですが、実はこの2組、楽屋でもマニアックモノマネの集大成とも言えるミニコントをしているのだとか。

ある日の楽屋の様子をのぞいてみると、本来ならばお弁当を食べてるだけのはずなのに、中川家・礼二さんが落語家の大御所という設定で話し出すと、瞬時のうちに中川家・剛さんと次長課長・井上さんが落語家仲間、次長課長・河本さんが礼二さんの弟子になり、最初のミニコントが始まります。途中で、なぜか河本さんが天ぷら屋さんに早変わりして、設定は天ぷら屋の店内へ。今度は礼二さんがご本人として登場し、剛さんと井上さんはその筋のお客さん。礼二さんがその筋の方に気づかれ、ケータイで一緒に写真を撮られたり、メールアドレスを聞かれたりして弱るというコントでした。ミニコントはその後も「モリモリ食うメガネ」⇒「テレビ局の打ち合わせ」(芸人さんとプロデューサーとAD)⇒「若手芸人のネタ見せ」(若手芸人さんとプロデューサーとディレクター・井上さんと剛さん扮する若手が次長課長沖縄水産の応援団」のネタを見せる)と設定を変えながら続いたのでした。

これだけでも十分面白かったのに、まだやっていないものがある、と言って始めたのが少林寺木人拳ジャッキー・チェン出演の映画らしいんですが、予備知識ゼロでも爆笑。大人が本気でふざけるのは良いなあ。次の阪神タイガース私設応援団中川家バージョンは知ってたけど、次長課長と組んだのを見たのは初めて。礼二さんは応援団長とビール売りのお兄さんの2役をこなし、旗を振る団員にビールを振る舞いました(笑)。

この後も2組のコントは止まらず、相方について話す場面でも、次長課長は河本さんが「昭和のラジオ」のモノマネを始めて、井上さんもBGMでお付き合い。これに中川家は、以前のライブでもちょっとやっていた「高度成長期の映像の動き」で合わせます。さらに中川家は礼二さんが剛さんについて話すべきところで、なぜか「その筋の方」に変身。次長課長の2人は、いつの間にか子分になってました。

そして、「徹底討論!」で秋の味覚について話すコーナーも、もちろん本当に討論するはずもなく、八百屋さんを題材にコントを3本披露(爆笑)。特に3本目は礼二さんが椅子の上に立ち上がっただけで、青果市場のコントがスタート。礼二さんはセリで品物を売りさばくセリ人で、剛さんと井上さんが買い付けに来た仲買人。河本さんは、おそらく市場で荷物を運搬する自動三輪に乗り、剛さんと井上さんが買った物を運び出そうとしました。

熱演する4人は、お茶を飲んでほっと一息というところでもなぜかお茶がお酒になり、場面は居酒屋に。礼二さんと河本さんが酔っ払いのサラリーマンで、最後はケンカしそうになる2人を井上さんが「チャンピオン!」で2人の手を挙げて止め、キレイにオチがつきました。本来なら、これで終わりとなるところなのでしょうが、スタジオから引き上げる時にも次長課長が番組スタッフ、中川家は大物芸能人という設定で去っていき、最後の最後までコントが続いたのでした。

以前、くりぃむナントカ』(テレビ朝日「芸能界オレの方がファンだグランプリ 長州力編」長州力さんのモノマネを見ている人たちが、あたかも試合が見えるかのように興奮していたという話を書いたけど、中川家次長課長のコントもそれに通じるものがありますね。周りの様子はもちろん、お互いの人間関係まで見えてきちゃいます。とにかく、ただただ面白かった。観覧に行きたかったようっ!