すべりこむようにしのびこむ

虎の門 いとうせいこうスペシャルナイト』の続き。「日本一不幸な生い立ちの芸人は誰!?」の感想はコチラ

2つめの「エアトリノ2006冬季大会」は、競技をやってるように見せて形で競い合う大会。ギターを弾いているように見せることを「エアギター」と言うのと同じですね。こちらはカラテカバッファロー吾郎次長課長つぶやきシローイジリー岡田のコンビ同士の対決となりました。

4組が戦ったのはスキージャンプモーグルスピードスケートの3種目。一方が選手で、もう1人は選手の補助をするサポーターです。例えば、ジャンプなら実際に飛んでいるように、モーグルならエアの技をやっているようにサポーターが選手の体を支えます。しかも、サポーターは白の全身タイツ姿なので、スタジオの白と同化。黒子の白バージョンですね。そして、スピードスケートでのサポーターの役割は本来の意味どおり。ただ応援するだけです、ええ。

優勝はバッファロー吾郎。スキージャンプは他のコンビが選手を背負ったり、抱き上げたりする中、バッファロー吾郎はサポーター役の木村さんが、「たかいたかい」の要領で足で竹若さんの胸を支えて飛ぶ姿を再現。ジャンプする位置まで横から移動してくる小ワザもまじえていました。モーグルでは軽快な滑りの竹若さんを第1エアで抱き上げてコザック、第2エアでは肩車でヘリコプターと、技としては木村さんの「絶好調!」(もちろん中畑清さんの)というギャグ並みにオールドスタイルな感じ(笑)でしたが、きれいに決めて満点の30点を獲得。この高得点に木村さんからは「なぜか本当にうれしいです」というコメントまで飛び出していました。廊下をスケートリンクに見立てたスピードスケートも竹若さんのコーナリングがお見事。他の追随を許しませんでした(笑)。

次長課長も小ワザの点ではいいところをついてたんですけどね。選手役の河本さんがスキーで滑ってきた後に板をはずして片手で持ったり、カメラに向かって投げキスのアピールをしたり、スケートの時には練習中に井上さん扮するファンにサインをしたり、サポーターの井上さんが「24秒!」と声をかけたりと、本筋から離れたところは高得点だったと思うのですが(笑)、競技の方はバッファロー吾郎がうわてでした。

いやあ、面白かったな〜。「日本一不幸な生い立ちの芸人は誰!?」の方は第2弾もありそうな雰囲気だったけど、どうなんでしょう?これだけで1時間半いけそうな気もしますが。『なるトモ!』が関東で打ち切りになった後は、『虎の門』で黒田さんが見られるかなあ?