もっとサティスファイド

番組改編の時期とあって、スペシャル番組が並ぶ最近のテレビ欄。人を食ったようなアノ番組も今回はスペシャルです。というわけで、昨日の『ダイバスター』について。

『FNS 地球特捜隊 ダイバスター』(フジテレビ)

今回は「輝け!ダイバスター ベスト調査大賞」と銘打って、これまでの調査の中で優秀だったもののベストテンと特別賞が発表されました。そんなわけで、いつもは白衣姿の博士も今回はビシッとタキシードでご登場。とは言え、内容はいつもと変わらず肩の力が抜け切っていて、放送時間が拡大した理由も「フジテレビさんの方でサッカーとかF1とかがないからだ」(苦笑)。細木数子さんの占い並みに本音で行くぜ、ダイバスター

さて、数ある調査の中で今回1位に輝いたのは、「腰ばきで小川を跳べるのか問題」。ズボンを腰ばきにしている状態で、小学生が楽に跳び越えられる小川を跳び越せるのか、という例によってゆる〜い内容。実際に原宿で腰ばきのお兄さんに声をかけ、八王子の小川での実験に協力してもらいました。このお兄さんの「可動股下」、つまりズボンの股下は50センチ。で、やってみたところ、向こう岸につくべき右足は見事に水の中。…これだけです(笑)。ちなみに、例年、1位の調査には賞品が与えられているそうで、昨年の賞品は金杯。今年はバカラの花びんでした。「まるで引出物だぜ」というリュウジに、いつもどおり博士の怒りの鉄拳が。博士は「この曇った現代社会が、バカラの花びんのように透き通ったクリスタルな世の中になるように祈っているんだ」そうです。物は言いよう、ダイバスター

他には特別賞として、「ヒューマンドラマ大賞」に「最北端の南さん」が選ばれました。これは日本の最北端に住む南さんを探すという調査だったのだけど、途中で最南端に住む北さんも探すことに。その結果、最北端の南さんは北海道の礼文島に、最南端の北さんは奄美大島にいることが判明しました。そして、なんとこの2人は実際に対面まで果たしたのです。「恋人に会うような感じ」という南さんが待つ奄美大島の浜辺に、北さんが遠くから手を振って走り寄ってくる姿は涙なくして見られません(笑)。スローモーションの映像と気持ちを盛り上げるBGMも感動を呼び起こします。こういう映像に似つかわしくない、57歳と38歳のおっさ…もとい、男性2人のご対面ということすら超越した「ヒューマンドラマ大賞」にふさわしい調査。「たとえテレビ局にやらされたとしても感動シーンである」というナレーションさえも許されるのねん、ダイバスター

そして『ダイバスター』は最後の最後まで ぬかりがありません。今回はエンディングの歌が流れるところで、リュウジが博士に殴られる名場面をフィーチャリング。「博士はなぜ出動しないんですか?」「バカモン!そういうことは博士になってから考えろ!」「愛してる人とは毎日一緒にいたいぜ」「バカモン!会えない時間がな、愛を育てるのさ」といったリュウジと博士のシュールなやり取りが続きますが、前にも書いたように、映像だけ見たら全部同じ(笑)。でも、会えない時間に愛を育てたら、目をつぶれば君がいることになるんでしょうね。よろしく哀愁ダイバスター

さらにこの映像が流れている間、なんと画面の右上には「この後 ユリッペからDVDのお知らせ」の文字が!いやがおうにも期待が高まりましたが、ユリッペの口から語られたのは「『ダイバスター』のDVDは出してくれる会社があれば出ます。応援メールください」。そんな姿勢が魅力なんだわ、ダイバスター

「シュールすぎるにも保土ヶ谷バイパスでごわす」(byマルさん)なダイバスター。最近、なんだかんだと見てなかったんだけど、やっぱり好きっす。応援メール出そうかな。特典映像はリュウジが博士に殴られるシーンの連続技でよろしく、ダイバスター

※追記※

ダイバスター』公式サイトでは、本当にDVD化応援メールを募集しています。ここからメールアドレスを送ろうっ!