ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ

今さらだけど、どうしても書いておきたかったので、『なるトモ!』の思い出など。

なるトモ!』(よみうりテレビ

関東地区での『なるトモ!』の放送が終わって早2週間あまり。毎朝9時55分になると泣き崩れています…ということはないのだけど、最近スカパー!で何週か遅れで見る、『横丁へよ〜こちょ!』や『ジャイケルマクソン』の陣内智則さんのツッコミに妙に注目していることに気づき(苦笑)、あらためて『なるトモ!』がなくなった寂しさを感じたりしています。

10月からおそらくほぼ欠かさず見ていたけど、特に関東地区で最終回となった3月31日放送分は、悔しいぐらい面白かった。中でも麒麟の「楽屋です!」はよかったなあ。ゲストは月曜日と火曜日にそれぞれレギュラーメンバーとして出演しているメッセンジャーでした。いつもは麒麟の2人が先輩や師匠にこれまでの経験談を聞いたり、ありがたいお言葉をいただいたりするコーナーだけど、この日は文句がメイン(笑)。さらに麒麟の川島さんに対しては、尋常じゃないほどのダメ出しがあり、「プライドばっかり先行しやがって!」だの「田村のアホさで消えてるけどな、お前は失礼な奴やぞ!」だのと言いたい放題。雰囲気は居酒屋です(苦笑)。最後は、田村さんにも「お前は自分が思ってる以上にでけへんぞ」という、何より厳しい言葉も飛んでいました。とにかく、大阪の番組だからこそなのか、メッセンジャーだからこそなのか分からないけど、貴重なお話を聞くことができました(笑)。

さらに「芸能情報!裏ネタここだけの話」には、「芸能界1のなるトモ!フリーク」だという森山直太朗さんがビデオで出演。『なるトモ!』との出会いから、東京で見た『なるトモ!』の印象、森山さんにとっての『なるトモ!』の存在(笑)までを話してくれました。それぞれのコメントの合間には森山さんの『君は五番目の季節』が流れ、ちょっとしんみりムードを演出。スタジオでは、何度目かに陣内さんが「なんでやねん…」と言ってたけど、それがなかったらちょっとほろっと来そうなぐらいでした。でも、それも途中まで。最後の「『なるトモ!』のテーマソングを作ってくれませんか?」という質問には、森山さんが「それは後日、事務所サイドからお断りします」(笑)。ご本人は非常にやりたいそうで、金銭的な問題をクリアできれば作るとか作らないとか。実現したら面白そうですけどね。

他にもサバンナの「パート行かへん?」は番組プレゼントの携帯ストラップを渡す旅で、お弁当を交換条件にしたり、いきなりお風呂に入れてもらったりといい感じにゆる〜くロケ。また、中山功太さんの「映画DEチェケラ」は「『名探偵コナン』の着ぐるみを着た人」(笑)がゲストに来ました。

そして番組の最後には重大発表があり、なんと金曜日の放送も月〜木曜日同様、11時20分までの放送に!大喜びの麒麟とサバンナに陣内さんが「メンバーも一掃します!」。サバンナも麒麟も教科書どおりにこけてました(笑)。そんなところまで見せられて、これでおしまいとはねぇ…。本当に後に尾を引く終わり方でした。

いつだったかNHK大阪弁についての番組をやっていたのだけど、それによると大阪の人たちというのは「会話をすることを歓迎する」のだそう。「相手の話に のってあげて、それを膨らますことを心がけているから、ただ聞いているようなことはしない。それどころか気を利かせて先回りし、話を引っ張ってあげる」というのが、大阪の会話の仕方だということでした。だから、大阪の人たちの話は笑いにつながるんですね。逆に相手の言うことを聞いてるだけというのは「ブサイクな会話」なんだそうです。『なるトモ!』は、出演者が気心知れた間柄になっているというのもあるだろうけど、そういう「大阪式な話し方」の作る雰囲気が、他の地域で見ている人にも心地よさを与えていたんじゃないかなあと思います。

結局、なぜ『なるトモ!』が終わったのかは分からなかったけど、せっかくファンが増えてきたところでもったいない終わり方をしたと思うし、何せ「そっち(東京)から言ってきたんやんか〜」なわけですから、「東京にはそぐわない」だの「あれでは続くわけがない」だのというご意見はちょっと違うと思いますよん。

ちなみに3月最終週に告知していた、メッセンジャー・黒田さんの東京でのトークライブは、本当に『たもつくん、ポイ!』というタイトルになり、本日チケットが発売されました。そして見事ソールドアウト!やったね!私も先行予約で無事チケット確保しました〜。楽しみすぎる…。