ジュッシュウ〜で ゆんっ!

そんなこんなで『やりすぎコージー』です。

やりすぎコージー』(テレビ東京

今回は「クイズ!答えて擬音師匠」。擬音を使ったトークの名手、宮川大輔さんがゲストでした。でも、大輔さんの擬音は かなり独特。並みの人には生みだせないであろう言葉がどんどん出てきます。そんな大輔さんオリジナルの擬音が何を表しているのか、これをレギュラー陣が推理するというのが今回の企画でした。

まずは「ジュシュウ〜」。実際は「ジュシュウ〜」というより「ジュッシュウ〜」でしたが、これは子供の頃、友達が木から滑り降りたときに、枝に引っ掛けた腕が傷つく音を表したもの。用法は「(木の上から)シュルシュルシュルシュル〜と下りてきたときに、手を“ジュッシュウ〜”切りよったんです」。もちろん、木を滑り降りる様子の実演つきです。続いては「くりくりべんっ!」。こちらはイノシシが山から転げ落ちてくるときの音。昔、大輔さんが友達とドライブに行った時、車の前にイノシシが現れたんだそう。ハイビームに照らされ、車に突進してきたイノシシは、大輔さんたちが鳴らすクラクションに驚いて山に「グワー」っと駆け上がります。ところが、車で5メートルぐらい進むと、そこにイノシシが「くりくりくりくり〜べんっ!」と転げ落ちてきたんだそうです。

最後は「ゆんっ!!」。斬新なだけでなく、勢いのある擬音です。千原靖史さんは「釣りをしていて、当たりがあったときの音」、今田耕司さんは「柱に鼻をぶつけて曲がる音」と予想しました。しかし、正解は大輔さんが中学時代、ボーイスカウトでキャンプに行ったときのエピソードにまつわるもの。キャンプ場に到着後、最初の昼食は簡単なもので、ということで、焼きそばを作ったんだけど、フライパンはさびだらけ。それでも気にせず、大輔さんは料理をし、みんなに食べさせます。それから1時間ほどすると、体調を崩すメンバーが続出。原因はどうやらフライパンのさびだったようなのです。この状況に「リーダーに電話してきます」と言うメンバーまで現れ、大輔さんはピンチ。そして「フライパン見たら、麺もひっついとったんですけど、麺の横にさびもビッチーついとったんですよ。“これはバレる”と思って、僕、そのフライパン持って森に“ゆんっ!”」…正解は「フライパンを森に投げこむ音」でした。ちなみに、フライパンが飛んでいくときの音は「フォワフォワフォワフォワッ」。すばらしいですね。いやあ、さすがは師匠だ。

その後、大橋未歩アナウンサーと『桃太郎』の読み比べをしましたが、正統派の大橋アナに対し、大輔さんは やっぱり独特。桃太郎が生まれてくるところは「ネッタネタの元気な男の子がウギャ〜っ!」。鬼と戦うときには、足を引っ掛けて倒すような動きをしながら「鬼たちをステ〜ンやったったり、ステ〜ンやったったり」。子供が絶対眠れない昔話でした。

でもな〜、やっぱり大輔さんはフリートークでの自然に出てくる擬音の方が面白いよなあ…などと思い、この間の『人志松本のすべらない話5』を再確認。高校のアメカワ先生の背広は「ビリーっ破れて、首のところにブラーン」だし、お父さんは「シャーンっ」と鎖に引っかかるし、大輔さんの話に擬音は必須アイテムなのねん。新喜劇のノリツッコミも大好きだけど、こちらもたまりませんな〜。そういえば、『すべらない話』のDVDっていつ出るんだろう?楽しみにしてるんだけど。