コント!コント!コント!

連休ですか〜。お笑いのイベントも目白押しみたいですね。というわけで、またもや今さらだけど、先週ルミネtheよしもとで見たライブの感想どぅえす。

『吉本コントショー(生バンド付き)』(ルミネtheよしもと

4月22日と23日に行われた『吉本コントショー(生バンド付き)』と『吉本NEXT GENERATION×ベースユニットコントアワー』。どちらも東京と大阪の若手が出演しましたが、『コントショー』ではそれぞれのネタを、『吉本NEXT GENERATION×ベースユニットコントアワー』では前日の出演者に何組かを加え、東京と大阪に分かれてそれぞれ合同コントを披露しました。

22日の『コントショー』は東京も大阪も差がないなあという印象。それぞれに面白かったです。初めて見たジャルジャルのコントは「ガタンゴトンガタンゴトン…」と口で言いながら電車に乗ってる雰囲気を出していて、「なんでわざわざそんなやり方を…」と思っていたら、そこにパンツ一丁の男が!結局、その場所は電車ではなく家の中で、実はパンツ一丁の方が正常だったことが明かされていくという意外な展開でした。ジャンクションも人気が高いですねぇ〜。『base NEXT 5×3 Vol.2』のときも、下林さんが自分のギャグを知られていることに驚いていたけど、今回も歓声が上がってました。ネタはブルペンで調整する投手の話。後輩の下林さんに先を越されてしまった原田さんが、仕事のことからコンパのこと、自分のイチゴ牛乳を飲まれたことまでなんだかんだと下林さんに難癖をつけるのだけど、結局偶然という形で仇(かたき)をとっちゃいます。途中では原田さんの「なめてる〜?」も生で聞けました。よかった(笑)。

平成ノブシコブシアナーキーなコントも つい見てしまいますね。バイクを盗まれた白バイ警官と子どもの話だったけど、警官役の吉村さんの超攻撃的な姿勢は注目したいところ。ピースも例によってうまいですねえ。又吉さんのひねた感じのボケと綾部さんのちょっと濃いぐらいの芝居がちょうど良くて好きっす。今回のネタはアメリカ兵と日本人の子どもの話でした。

あとはブラックな感じのネタもあって、中山功太さんの何かにつけてやたらとお金を渡したがる友達のコントはオチがなかなか。本を貸してもCDを貸しても、どこかにお金をはさんで返してくる友達に一言言おうと、別の友達と一緒に待ち合わせをする中山さん。それまでの困った出来事を挙げて話しているうちに例の友達が現れるのだけど、何と彼が急にピストルで撃たれて死んでしまいます。そんなときに中山さんに電話。出てみると、友達は中山さんにあるものを残していたのです…というストーリー。すこしぞくっとする感じですわ。

それから、客席に衝撃を与えたのが天津。オタク漫才でおなじみですが、今回のコントは変化球とでも言いましょうか。木村さんふんする女生徒を完全にえこひいきし、さらに執拗に迫って思いっきりセクハラな行動をする向先生。その態度はどんどんエスカレートし、ついに女生徒が耐えられなくなります。「やめてください、先生!ていうか…」…実は この先生、女生徒にとって単なる先生ではありませんでした。コントが終わった後は客席のざわめきがなかなか収まらず、かなりの問題作だったみたいです。「笑い」という点ではどうか分かりませんが、私は嫌いじゃないな。いや、こういうのばっかりでもアレですけど。

ちなみに、この日はシークレットゲストが1組出る予定でしたが、これが2組になり、あべこうじさんと佐久間一行さんのあべさくとカリカが出演しました。それと「生バンド」はコントの前に1曲演奏してましたが、それだけ。あれって必要だったんだろーか?バンドの人たちもなんとなく気の毒な感じでした(苦笑)。

というわけで、翌日の『吉本NEXT GENERATION×ベースユニットコントアワー』の感想に続きます。