おいしいリベンジ

やりすぎコージー』(テレビ東京

こちらは「やりすぎ爆笑レストラン22週目。1週目はコチラ

2週目で腕を振るったのは、トミーズ・健さん130Rほんこんさん。こちらは ダシがきいてる鍋対決とでも言いましょうか。健さん「どじょう汁風 健ちゃんイワシ汁」と「健ちゃんスーパー豚キムチほんこんさんはほんこん風あっさり鍋」と「水族館風おさしみサラダ」とどちらも2品ずつ。どちらも まろやかでたとえようのない味と めだかさんにも大好評でした。

健さんイワシ汁」イワシをすり身にするんだけど、つみれにはせず、そのまま入れるのがポイント。下ごしらえしたすじ肉も一緒に入れるので、だいぶ良いダシが出ちゃってる感じです。他にはフキとぜんまいも入っていました。「スーパー豚キムチは豚肉が皮付きのばら肉、キムチも大阪・鶴橋で行列ができるお店のもので、これを「スーパー」と言わずしてどうするという感じの素材を使用。さらにニラを入れてごま油で炒めれば出来上がりです。

対するほんこんさんのお料理は、ご本人の見た目と違って意外と繊細。そしてこちらもおいしそう。「あっさり鍋」は鶏で肉団子を作って入れるんですが、肉団子の中身は鶏のひき肉のほか、塩、ほんだし、鶏ガラスープの素、しょうが、にんにく、卵、みりん、オイスターソース、ごま油、すりおろしたゴマ、片栗粉。これにかなり多めのしいたけとネギも加えます。汁の方はかつお節と昆布、干し貝柱でダシをとり、ここに鶏団子を適当な大きさにして投入。そして、この鍋のポイントは最後に入れるキャベツの千切り。この辺が繊細な感じですね。番組では「やさしい味」と言われてたけど、食べやすそうだし、汁も のどごしが良さそうだし、かなりそそられました。

もう1つの「おさしみサラダ」マグロ、エビ、イカ、タコ、サーモンを食べやすい大きさに切り、そこにイクラを混ぜます。これを背の高いグラスに入れ、お皿に伏せてテーブルへ。食べるときにグラスをはずし、ドレッシング(しょうゆ、あっさり鍋のダシ、わさび、みりん、塩、ほんだし、酢、ごま油)をかけていただきます。こちらも好評で めだかさんが「こういう食べ方もあるんやな。オレ、貧乏暮らしやったから(こんなん食べたことない)」と思わずブルートークに入りそうになるほどでした(笑)。

「爆笑」の方も もちろんぬかりなく。健さんは東野さんのリクエストでお父さんがケーキではなく、豚の頭を買ってきたクリスマスの話ほんこんさんのリクエストで亡くなったお母さんの納骨の際に、お骨を埋めるはずが、骨箱と同じく白い風呂敷に包んだ重箱(中身はお弁当)を埋めてしまった話をしていました。ちなみに、豚の頭はお父さんが1人で責任を持って食べることになり、何度も暖めなおしをしているうちに豚の顔はまっくろになり、最後は鼻の穴にタバコをさして喜んでる始末だったそうです(苦笑)。

ほんこんさんの方は まだ結婚する前、奥さんがマリッジブルーになったときの話。ところが、これがWコージーの悪乗りで すごいことに。奥さんは自分を見つめなおすためにスノーボードのインストラクターをしながら1か月ほどいろいろ考えていたんだそう。当時まだ婚約者だった奥さんのそんな状況をほんこんさんは「フィアンセが山に逃げた〜」。なんだかワイルドな感じですね。そして ほんこんさんは奥さんを山に迎えにいくのですが、ここからがWコージーの腕の見せどころ。迎えに行ったときのほんこんさんは裸足で、舗装した道ではなく、わざわざけもの道を「フィアンセ〜」と叫びながら上がっていったことに。ほんこんさんを獣に仕立て上げた2人の妄想は止まらず、「おい、そこのお前、フィアンセ知らんか?知らんのか?ウォ〜っ!」と手当たり次第に奥さんの行方を尋ねては危害を加え、最後は散弾銃でしとめられ…と、もはやキングコング並み(笑)。ニヤニヤしながら見ていたほんこんさんも「ニュースになった」と乗ってあげちゃいました。

というわけで、2週目の勝者は ほんこんさん。どちらもおいしそうだったけどね〜。でも、深夜の料理番組は本当に困ります。あんなものを見せられて、何も口にしないで寝られると思いますか?ええっ!そして食べた後の後悔をどうしてくれるっ!だけど、また見たいのよね〜。