Bravo dancing

相変わらず、年末年始に録画した番組を見る毎日。つーか、去年の12月は『M-1』一色でテレビはほとんど録画したっきりでした。で、昨日『アメトーーク!』を見ていて はたと思い出した高田純次さんなどが出演した『アメトーーク!』について。

アメトーーク!』(テレビ朝日) 

テレビにしろ、他のメディアにしろ、誰にでも「この人が出てるなら見たい!」と思う人がいるはず。私の場合は2人いて、1人が清水ミチコさんで、もう1人は高田純次さんでございます。特に高田さんのほうは最近 本や『適当手帳』なる高田さんの人となりがよく分かる手帳を出したり、雑誌に取り上げられたりと還暦を迎えてもなおとどまることを知らず。この日の『アメトーーク!』も高田さんの「テキトー伝説」の1ページを飾ること間違いなし!の内容でした。

番組冒頭から天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ)をほうふつとさせる、カツラとメークで登場の高田さん。オープニングから飛ばしまくり、「今おいくつなんですか?」という蛍原さんの質問にも、答えるのを嫌がっているのかと思いきや、「今いくつとか、来年いくつなのかとかそういう話好きなのよ」(笑)。そうかと思うと急にスクワットを始めたり、生まれた年は1947年で「行くよなめるよ」と覚えていると言い出したりと やりたい放題。そして いざ座ってトークとなると、早くも電池切れ(苦笑)。もはやすばらしいとしか言いようがありません。

で、他のゲストの方々からさまざまな「テキトー伝説」が語られ、出演者が「戦場」と呼ぶほどの『踊る!さんま御殿』(日本テレビ)では爆睡し、梅宮辰夫さんと海外ロケに行ったときには誰よりも喜んで梅宮さんのしば漬けをもらっておきながら、あっさりその場に置いて帰り関根勤さんについてのコメントを頼んだ番組ではカメラを回していた25分あまりの間、関根さんのことを話したのは3分ほどとその傍若無人ぶりがあらわに。そして当の高田さんはと言えば、自分のことが話題になっているのもおかまいなしのタイミングでお茶を飲むわ、エピソードとまったく関係ないコメントをするわと身をもってテキトー振りを裏付ける始末(苦笑)。さらにモンキッキーさんが「イタリアの話ありますよ」と言ったときには、「ああ、この間のね」と自ら話す雰囲気を出していたにもかかわらず、「ご自分で話します?」と聞かれると、「俺は話さない」。…どうです、この徹底した自由な姿勢。かつて弟子入りまで考えていた宮迫さんでさえもあきれるほどでした。

最後には、『元気が出るテレビ』風レポートもやっていたけど、こちらも期待を裏切りません。なんと見事なお方。でも、全然心のないうわべだけのトークが信条の高田さんも、元気が出るテレビ』で思わず涙を見せたこともあるのよね〜。アレってDVDに入ってるんだろーか?

今年の元旦の『朝日新聞』では、高田さんと『ニッポン無責任時代』で平 均(たいら・ひとし)などを演じた植木等さんを並べて出していたけど、植木さんのほうはあくまでも映画やテレビの中だけの無責任男。でも高田さんは、きっとリアルにあんな方(苦笑)。だから、同じ捉え方をするのは違う気がしますが、超ポジティブシンキングな平 均も高田さんも私の憧れの存在っす。純ちゃんブラボーダンシング。