だから黙って自分だましていたら no no no

未だお正月を引きずる我が家のテレビ。というわけで、『ゴールドラッシュ2007』について。

『ゴールドラッシュ2007 今年こそはブレイクしたい芸人が開く 新しきイロモネアの夜明け!!』(TBS)

『イロモネア』への登竜門の番組『ゴールドラッシュ』。去年に続いて第2回が行われました。今回出場した芸人さんの数は21組。面白いのに なかなか笑ってもらえず苦労するコンビもいれば、苦し紛れや何気ない動きが笑いにつながるといった運を味方につけた人たちもいて、『M-1』とは全然違うけど、面白い感じに戦いの妙を見せていただきました。

今年のハイライトとして語らねばならないのは、やはりケンドーコバヤシさんでしょう。1stステージの「一発ギャグ」で本当に一発しかギャグをせず、あとは棒立ちで待つことを宣言したコバヤシさん。2ndステージの「モノマネ」、3rdステージの「モノボケ」と進んでも1つしかやらない姿勢を貫き通しました。男だねぇ〜…と感涙すら覚えましたが(笑)、4thステージの「サイレント」では待てど暮らせど3人目が笑ってくれず。そして、残り3秒というところで耐え切れなくなり、思わず横笛を吹くマネをしちゃいました(苦笑)。去年からいろんな番組内のゲームコーナーに向けて「仕上げてきた」と宣言し続けてきたコバヤシさんでしたが(苦笑)、おそらくその頂点とも言うべき『ゴールドラッシュ』で惜しくも敗退。最後は「棒立ち is DANGER」の名言を残して去っていったのでした。

コバヤシさんの戦いは棒立ちも見どころでしたが、『アメトーーク!』(テレビ朝日)のプレゼン大会でも話していた、越中選手のモノマネが見られて大爆笑。しかも、2ndステージの「モノマネ」だけじゃなく、「サイレント」でもやってくれるとはねぇ…。私はプロレスの知識がほとんどなく、ご本人を見たこともなくて、コバヤシさんの口から語られる情報と越中漫談しか知りませんが(笑)、それでもこんなに笑えるってすばらしい。『アメトーーク!』でもあの感動をアゲイン!と思ったら、なんと来週は「ガンダム芸人vs越中詩郎芸人」!プレゼン大会プレーオフだそうです。うへぇ〜っ!楽しみすぎるっ!これは見逃せませんぞ。

今回の『ゴールドラッシュ』では、他にもFUJIWARAのほぼ原西さんの力で戦い抜くさまや、千鳥の涙の勝ち上がり、芸歴30年の村上ショージさんのハートの強さを見せつけた やり切りっぷりも見事。あとは、なぜかTBSの番組にちょいちょい登場するリットン調査団の「坊さんが屁をこいた」ミュージカルバージョンがねぇ…。まさか再びこれが見られるとは思いませんでした。しかも、最後の決めポーズでちょうど時間切れの赤い照明になるという、すばらしいタイミングで終わりを迎えることになろうとは。ブラボー、まじりっけなしの中年(苦笑)。

それにしても、お客さんたちの見る目は厳しいっすね。「こんなに面白いのに、何で笑わないの?」と思うところも多々。簡単に笑わないように、と言われてるのかもしれないけど、あんまり笑わないのもねぇ。なんかもう、厳しいというよりニブいんじゃない?と思ったりもしたんですが。チュートリアルだってもう少し上にいけそうな気がしたけどなあ。収録日次第ではうまいこと行ったかなあと思ったり、思わなかったり。

というわけで、今年も賞金100万円と『イロモネア』出場権獲得は誰も達成できず。次は来年でしょうかね。1年たったらまた新しい人たちが出てくるんだろうなあ。ジャルジャルあたりも出てるかなあ。