キケンすぎます

何気なく見ていたら、また出てるじゃないの、ムーディ!というわけで、先日の『ガキの使い』について。

ダウンタウンガキの使いやあらへんで』(日本テレビ

今回は番組新年会の席で行われた「第1回 山-1グランプリ」山崎邦正さん主催の若手芸人に『ガキの使い』に出るチャンスを与える、という大会です。得点は邦正さんが独断で決定。20点満点で15点以上なら合格です。

出場者は一発芸コーナーみたいなところで見たことがある人から、もう若手ではない「未完の大器」リットン調査団まで。初めて見た中では、エクステンションのペレさん布袋寅泰モノマネがグゥー。布袋さんの声で石焼き芋屋さんになったり、『ハイジ』の歌を歌ったり。声も似てるし、設定もありそうもないしで会場のウケもかなり良く、邦正さんも15点をつけました。あとは大好物・須藤さんがデブキャラを生かしておへそでペットボトルのふたを開けたり、乳首にCDを3枚かけたりしてたけどこれがなぜか満点…。邦正さんの基準のあやふやさが際立つ(苦笑)出し物でした。

続いて登場したのが、新春大売り出し!さんまのまんま』(フジテレビ)にも今田耕司さんのお勧め芸人として登場した、ムーディ勝山さん。もちろんこの番組でも「右から来た物を左へ受け流すの歌」を披露しました。ご存じない方のために説明すると、勝山さんの歌は自作の「ムード歌謡」美川憲一さんの『さそり座の女』あたりを思わせるようなメロディーですが、歌はすべてアカペラ。前奏もありますが、そこから自分で♪チャラチャッチャッチャラッチャー♪と歌います。そして歌詞はと言えば、タイトルどおり右から来た物を左へ受け流すということをひたすら言い続けるだけ。その「物」が何なのかの説明もなければ、なぜそうするのかも分からずじまい。聞けば聞くほど謎が深まります。

で、『ガキの使い』でも、その「物」の分からなさにダウンタウン・浜田さんが黙っていられず「何がやねん!だから!」と突っ込むこと多数。このツッコミと歌の不思議さがあいまって、会場でも大ウケでした。が、邦正さんの得点は11点。その理由は「受けすぎたんです」(笑)。さらに「そんな怖い若手は要らない」と若手をつぶしにかかった邦正さんには、勝山さんも納得いかない様子でした。でも、また呼ばれるチャンスはあるのかも。浜田さんも「罰ゲームでやられたら、笑てまう」と言ってたし。次回は、上から来たものをただただ見たりしてください(笑)。

ちなみに勝山さんはピン芸人ではなく、勝山梶というコンビを組み、大阪のbaseよしもとに所属しておられます。去年の『M-1』では3回戦まで進出。このときのネタは私も見てました。その他にも1,2回、テレビで漫才を見たことがありますが、正直ムーディの魅力にかき消されて記憶の彼方(苦笑)。また、ムーディ勝山としての歌は「右から来た物を〜」の他、「上から下に落ちてくる物をただただ見ている男の歌」「数字の6に5を足しましたの歌」などがありますが、メロディーはすべて同じ(苦笑)。他にもムード歌謡シリーズがあるようで、現在も新曲製作中だという情報を独自の関西コネクションでつかんでおります(笑)。

それと、ムーディとして初めてテレビに出たのは去年の『オールザッツ漫才』とされてるようですが、収録ではないにしろ、初めて電波に乗ったのは昨年10月に放送された『密着!「ダイアン・津田」の結婚披露パーティーファンダンゴTV)のようです。

ムーディとしてではないけど、この間『千鳥のぼっけぇTV』(GAORA)でやってた「劇団竜馬座」での活躍も気になるところ。そしてもっと気になるのは相方の心情(苦笑)。もともと結婚式の二次会で披露していた程度のもののようなので、こんな展開になるとはご本人も思っていなかったのかも。でも、これをきっかけに2人で出て行く場面もあるといいっすね

あ、ちなみに「山-1グランプリ」優勝は、SMの女王ネタのにしおかすみこさん。本当に番組出演のチャンスがもらえるのかどうかは分かりませんが(笑)、副賞として彦根プリンスホテル宿泊券が手渡されています。「箱根」の間違いではないみたい(苦笑)。

※追記※
『ヨシモトファンダンゴBB』ではテレビとは違う「右から来た物を左へ受け流すの歌」が見られます(要会員登録)。⇒ http://www.fandango.co.jp/bb/picup/moodykatsuyama/index.html

■『たよりがないのは いいたより』では、3月18日にオフ会的お楽しみ会『おしゃべり いいたより』を開催します!ムーディの歌が琴線に触れた方も、バカバカしいと失笑しつつも歌が頭から離れなくなった方もふるってご参加ください。詳細はコチラ