濃いとこ プリーズ

先週の土曜日、初めて浅草花月に行ってきました。というわけで、月亭八方さんのトークショーについて。

月亭八方トークショー あなたが選ぶ楽屋ニュース大賞』
浅草花月

タイトルどおり、八方さんが芸人さんの素顔について語るトークショーゲストは坂田利夫さんと小川菜摘さんでした。

3月にこの模様がファンダンゴTVで放送されるようなので、詳しいことはそちらに譲りますが、いやいや面白かった。話に出てきた芸人さんは、八方さんが入門した頃に師匠と呼ばれていた方だったり、一緒に舞台に立ったりした方なので、必ずしも名前を知ってるわけではありませんでしたが、そこはまだ破天荒な芸人さんも残っていた時代。一般的な常識を超えた出来事が平気で起こっていたようですし、さらに八方さんの若干の脚色も加わって(笑)、オドロキを超えてもはや笑うしかないようなエピソードばかりでした

だってねぇ、カツラがゴミ箱代わりに使われて、挙句の果てにそれをかぶって舞台に出るなんてねぇ…。まあ本当にかぶったかどうかは分かりませんけど。あとは芸人である旦那さんが麻雀をしているときに、子供をあやしながらさりげな〜く後ろを回って、他の人たちの手の内を教えてあげる奥さんの愛情に満ちた話とか、刑務所に慰問に行って舞台から「いらっしゃいませ」と言ってしまったというエピソードとか、お馴染み横山やすしさんのテレビで言えないものすごい話とか、懐かしい林家小染さんのこととか、いろんな芸人さんの艶っぽい出来事とか。ゲストの坂田さんについては、「本当はしていないのにいつの間にかおもしろエピソードが作られるキャラだ」と言って披露した話が事実だったことが発覚。妹の結婚式で「ふつつか」を「ふしだら」と言い間違えるなんてありえないもんね(笑)。途中には「これはR指定です」とことわりを入れることもありましたが、ファンダンゴなら放送されちゃうかも(苦笑)。

本来ならば、楽屋話というのは表に出てくるものではなく、仲間内だけで楽しむもののようですが、ご本人を知らなくてもこれだけ興味深くて面白いのはどうしてなんでしょう?好奇心のツボを刺激されるから、というのもあるけど、話のうまさもあるんでしょうね。師匠と呼ばれる方にそんなことを言うのは失礼かもしれないけど。八方さんの場合は、表情をあまり変えずに面白いことを言うあたりがさらに笑いを増幅させてる気がします。始まる前は、こういう話が東京で受けるか心配だったようですが、結局そんなことは全然必要なかったみたい。笑いっぱなしであっという間の2時間でした

ファンダンゴTVでは去年の10月に『おもしろ親父』という番組があって、このときには八方さんがたむらけんじさんやチュートリアル・福田さんを相手に、今回のような楽屋話をしていました。あれもすごく面白かったんですが、調べてみたら現在動画配信中だそうです(コチラ ※会員登録が必要だと思います)。最近の芸人さんもいろんなエピソードを持ってる方が多いですが、昔の芸人さんも面白いですよ。手品師の方の失敗話とかね〜。そういえば、近所の風変わりな名物オヤジ「うつみのおっさん」の話はトークショーでもしておられました。

ちなみに、浅草花月浅草寺を抜けたところにあるので、駅から意外と歩きます。今回は、あまり時間もなかったというのに、尾張屋の天ぷらそばの魅力に負けて店を出たのは開演10分前。しかも、花やしき方面に行く遠回りな道を選んでいたようで、ゼエゼエ言いながらギリギリ間に合った…という感じでした。今度行くときは注意しなくちゃ。劇場自体は手ごろな大きさで、2階席もありました。今回はかなり前の方で見ましたが、後ろの方でも結構よく見えそうです。

そういえば、客席には なるみさんもいらしていたみたい。次の機会があったら、今度は舞台にも上がってほしいわん。

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