サンフランシスコでときめいて

こちらはNON STYLEの単独ライブの感想です。本日1本目の『ビッグポルノ』の感想はコチラ。

『東京にて』(ルミネtheよしもと

NON STYLE初の東京単独ライブ。漫才5本、コント2本、そしてこういう場でしか見られないであろうショートコント集1本+トークとVTRという内容でした。

お客さんの年齢層は幅広く、中には保護者同伴の中学生ぐらいの女の子も。私の隣はまさにそんな親子。娘さんがしきりにファンダンゴTV加入をお母さんにねだっていると、「高校生になったら、自分のお小遣いで入りなさい」。…こんなやりとり、何年ぶりかで聞きました(苦笑)。

東京では初めての単独ライブということで、お客さんの盛り上がりがハンパなく。隣の女の子も客席の照明が落ちた瞬間から興奮がマックス(笑)。オープニングのVTRにもいちいち反応し、いざ2人がステージに出てくると拍手喝采。最初の漫才は、石田さんお約束の「イキリ」の説明やら、「前へならえ」「数え歌」のイキリバージョンで始まりましたが、「数え歌」のところは隣の子も一緒に口ずさんでいました(笑)。この辺は会場にいたほとんどの人たちが知ってたようですが、「本物だ〜っ!」という感じなのでしょう。客席も大喜びでした。

漫才は見たことのあるものもありましたが、総じて面白かったです。どれも井上さんのイキリキャラがフィーチャリングされるものの、こうして並べてみるといろいろなパターンがありますね。客席にはそんなイラッとさせるキャラの井上さんが石田さんに罵倒されるタイプが大受けしてましたけど(笑)。普段、1本だけしかネタをやらない場合だと必ず最初に「イキリ」の説明があるけれど、それがなくても十分面白さが伝わってくるものもあり、無理に入れなくても良いのかな〜と思ったりしました。ま、何本も見続けたからというのもあるかもしれませんが。

コントやショートコントは きっと単独ならでは。特にショートコントは意外でしたが、思いのほか面白かったです。「♪うっとうしい、うっとうしい、うっとうしいな」というブリッジを入れて、いろんなうっとうしい場面を見せていくのですが、当然井上さんのイキリキャラを揶揄(やゆ)するシーンも。歌を歌いだそうものなら、すぐさま石田さんの「♪うっとうしい、うっとうしい、うっとうしいな」が(笑)。デイ様、無残。

トークコーナーは さながら『ヨシモト無限大』(ファンダンゴTV)ルミネバージョン。番組でもおなじみ石田家の方々のエピソードが飛び出し、これもひとつの「すべらない話」だよなあとニヤニヤ。ちなみに、石田さんのお母さんにかかると、「そんなの関係ねぇ」は「そんなの関係ございません」となぜか丁寧になっているそうです(苦笑)。あとは、石田さんが「自分には運がない」という話をしていたら、オチの直前でお客さん2人が帰っていくというリアルに運のなさを見せつけるハプニングもあって(笑)、ちょい切なかったりも。

そんなわけで、2時間以上に渡った初の単独ライブ@東京は、最後にM-1』にかける意気込みも聞けたりして楽しく終了。今年はいよいよ決勝に出てくるでしょうか?そんなところも期待しつつ、これからもじんわり見ていきたいと思います。

ちなみに隣の席の女の子は、途中大騒ぎすることもなく、満足して帰ったようです。ファンダンゴTV、入っちゃったかな〜。こんなオトナに仕上がりますけど、良いんですか?お母さん(苦笑)。